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文学を訪ねる温泉紀行 9.湯河原温泉 [文学を訪ねる温泉紀行]

文学を訪ねる温泉紀行 9.湯河原温泉

 一年を通して温暖な相模湾に面し、風光明媚な湯河原温泉は、落合橋を中心に藤木川、千歳川沿いに旅館街を形成している。万葉集に歌われた古い歴史を持ち、古くは「コゴミの湯」「コウメの湯」江戸時代には外傷に効くことから「傷ノ湯」といわれていた。明治時代中期から閑静な環境と良質の温泉から文人墨客が訪れ、この街で筆をとり数多くの名作が生まれた。
 国木田独歩は、「都の友人へ、B生より」「湯河原より」などで、湯河原の情景を「湯河原の渓谷に向かったときはさながら雲深く分け入る思があった」と表現している。
文学を訪ねる温泉紀行 湯河原温泉.jpg
金森達 画

島崎藤村は、名作「夜明け前」の執筆中、夫人に勧められ湯河原で静養している。夏目漱石は湯河原を舞台にした小説「明暗」を執筆、芥川龍之介も小説「トロッコ」「一塊の土」「百合」、山本有三は「無事の人」「濁流」を執筆し、「山ひだの 深まってゆく 冬日かな」の句を残した。谷崎潤一郎、与謝野晶子、丹羽文雄、吉川英治なども湯河原温泉に大きな足跡を残している。丹羽文雄の小説「運河」は、1958年湯河原温泉を舞台に映画化された。

追記;昔から万病に効くことから、薬師の湯と呼ばれていた。江戸時代には、お湯を樽詰めにして将軍家に献上し、「湯道中」といわれていた。献上湯神輿の出発に際し、現在の万葉公園にある“湯権現”と呼ばれている「熊野神社」で道中の安全を祈願してお湯をかけ、お祓いをする儀式が行われていた。
 現在その名残を残し、春の大祭にあたる5月第4土曜日、今年は5月24日午後7時から9時30分にかけて「湯かけまつり」が行われる。木桶で汲み上げられた神輿5基が温泉街をパレードし、沿道の人々が神輿にお湯をかけるという独特の祭りである。湯かけまつりには、女性神輿体験ツアーも募集されている。


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文学を訪ねる温泉紀行 8.かみのやま温泉 [文学を訪ねる温泉紀行]

文学を訪ねる温泉紀行 8.かみのやま温泉

 かみのやま温泉は、長禄2年(1458年)月秀という僧が、沼地の湯で脛の傷を癒している鶴を見て発見したといわれ、「鶴脛(つるはぎ)の湯」と呼ばれた。市内の地区ごとに湯町、十日町、新湯、高松、葉山、河崎、金瓶などの温泉があり、総称してかみのやま温泉と呼んでいる。上山には斎藤茂吉の生家、斎藤茂吉記念館や林芙美子の句碑がある。上山の守谷家の三男として生まれた斎藤茂吉は、父母と故郷を愛し、幼少より「神童」といわれ育った。郷土出身の斎藤紀一をたより、医学の道を進みながらも、正岡子規に傾倒し、医学と歌作の二つの道を歩む。斎藤家の婿養子になり、アララギ派の歌人として「赤光」、「あらたま」、晩年の歌集「白き山」など優れた歌集を残した。最上川など故郷を詠んだ「最上川逆白波の たつまでに ふぶくゆふべとなりにけるかも」「最上川の 上空にして残れるはいまだ うつくしき虹の断片」が秀逸とされる。
山形県・上山温泉 斉藤茂吉.jpg
金森達 画

追記:130年前、英国人女性イザベル・バードは、1878年に横浜、東京から日光に向かい、新潟から難所続きの赤芝峡を経由して7月頃、山形県置賜(おきたま)・上山を訪ねている。1880年刊「日本奥地紀行」である。平地に降りて「米沢平野は、南に繁栄する米沢の町があり、北には湯治客の多い温泉場の赤湯があり、まったくエデンの園である。・・・アジアのアルカディア(桃源郷)である」喧騒な雰囲気の赤湯を避け、「丘の傾斜地に上山の町が心地よく横たわっている。・・・上山は清潔で空気がからりとしたところである。美しい宿屋が高いところにあり、楽しげな家々には庭園があり、丘を越える散歩道がたくさんある。」とバードは賞賛している。バードを感動させた集落はいまでも健在で、田植えがされる季節の米沢平野に訪れたい。


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文学を訪ねる温泉紀行 7.城崎温泉 [文学を訪ねる温泉紀行]

文学を訪ねる温泉紀行 6.城崎温泉文学を訪ねる温泉紀行 城崎温泉.jpg
金森達 画

 兵庫県の代表的な温泉・城崎温泉は、温泉街の真ん中に清流大谿(おおたに)川の両側に柳や桜並木と木造三階建ての旅館群が目を引く情緒的な温泉地である。それぞれに個性的な7ヶ所の共同浴場があり、入浴客の浴衣と下駄履きで外湯めぐりのお客が風情を掻き立てている。養老元間(717年)僧道智上人が曼荼羅一千日祈願により、温泉が湧き出したという。文人墨客の滞在も多く、特に短編小説「城崎にて」の志賀直哉が有名である。大正2年、東京・山手線で列車の接触事故にあい、城崎温泉で療養のため三週間逗留したときの作品である。助かった自らの命について、逗留中の城崎で出会った蜂や鼠、イモリの死と重ね合わせて心情を吐露したものである。小説「暗夜航路」も後に城崎温泉で書き上げた作品である。作品中、主人公時任謙作は「三木屋」に宿泊し、外湯「御所の湯」へ行っている。他に田中冬二、徳富蘇峰、有島武郎、泉鏡花、島崎藤村、与謝野鉄幹・晶子も訪れた。

 追記;2007年4月4日、26年ぶりに城崎温泉へ出かけ、「まんだらや」に宿泊した。外湯巡りに挑戦し、「一の湯」「柳の湯」「御所の湯」と宿に隣接する「まんだらの湯」に入浴。翌日「地蔵湯」にも入浴した。入浴できなかったのは「さとの湯」と「鴻の湯」の二ヶ所。巡浴中、突然あられが降って、バスタオルを頭にかぶって歩いていた時に、近所の宿の主人が「これをさしなさい」と宿の名入りの傘を差し出してくれた。宿同士の助け合いがごく普通に行われている様子が感じられ、とても気分のよいものだ。外湯はすべて加水・循環・塩素殺菌でどこも塩素臭が強く、私にはとても残念な温泉場だった。共同湯は町営で、職員に「塩素臭は何とかならないのか?」というと「塩素臭があるから安全なんです。」と居直られてしまった。かつての文人たちだったら、今の塩素臭ぷんぷんの温泉場をどう思っただろうか。ぜひ本物の温泉を守る取り組みに本腰を入れて欲しい。


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文学を訪ねる温泉紀行 6.阿寒湖温泉 [文学を訪ねる温泉紀行]

文学を訪ねる温泉紀行 6.阿寒湖温泉

天然記念物のまりもで知られる阿寒湖温泉は、阿寒湖南岸に広がる北海道有数の大温泉地である。遊覧船が発着する湖畔には、ホテル群や土産物屋が立ち並ぶにぎやかな温泉街を造っている。大自然に囲まれ、アイヌコタンなどではアイヌ民族の伝統や儀式保存の努力がされている。阿寒湖畔を舞台にした武田泰淳の小説「森と湖のまつり」は、滅び行く民族アイヌの誇り高き激情の青年風森一太郎と女流画家佐伯雪子との交流を縦糸に、シャモ(倭人)とアイヌ、アイヌ同士の差別問題を正面から扱った小説である。高倉健、香川京子主演で1958年に同名小説の映画化された。

金森達 画

原田康子は、昭和24年から釧路の女流新聞記者で、文学同人誌に道東を舞台にした多くの短編を発表している。伊藤整や臼井吉見らの絶賛を受け、空前の70万部というブームを巻き起こした「挽歌」は、霧の街・釧路を舞台に、敗戦による失意でいる建築家桂木と兵頭玲子との不倫の愛を描いた。「虹」は阿寒湖畔でおきた心中事件に遭遇した女子画学生が大人に成長する過程の恋愛を描いた作品である。

追記:雄阿寒岳(標高1371m)と雌阿寒岳(標高1499m)に挟まれるように阿寒湖がある。周辺の小さな湖と針葉樹の大樹海が見事である。今や随分開発されたとはいえ、本州にはない原始的な自然に魅せられて訪れる人が多い。北海道北見の田舎に育った私は、中学の修学旅行でこのあたりを通過している。阿寒湖温泉に入浴したのは、上京した後の1984年8月に帰省したときの温泉めぐりのときだった。温泉巡浴316湯目の温泉地だ。阿寒湖温泉から西へ行くと雌阿寒岳の麓に原生林に埋もれた秘湯・一軒宿雌阿寒温泉(野中温泉)がある。

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文学を訪ねる温泉紀行5. 別府温泉 [文学を訪ねる温泉紀行]

文学を訪ねる温泉紀行5. 別府温泉

別府温泉は、大分県東海岸裾野に広がる大規模な大温泉地である。源泉数3800ヶ所、泉質数11種類、1日の湧出量が11万キロリットルという日本一の温泉である。奈良時代からの歴史といわれるが、大正13年の市制施行後の発展が目覚しい。別府をはじめ、浜脇、亀川、柴石、鉄輪、明礬、堀田、観海寺の八つの温泉群「別府八湯」に分かれる。観光スポットとして、地下から100度前後の熱湯、熱泥、熱気が噴出する血の池地獄などの地獄めぐりがある。
 別府の流川通りを舞台にした織田作之助の作品「雪の夜」が有名である。

金森 達 画

「大晦日に大雪が降った」で始まる「雪の夜」は、大阪でキャバレーの瞳に入れあげた印刷業だった坂田と瞳のひいき客の松本が別府で再会して語られる切なく懐疑的な話である。後、昭和9年(1934年)に大阪から別府に移住した次姉千代さん夫婦をモデルにした「夫婦善哉」は、大阪曽根崎新地の芸者と若旦那を登場人物に、大人の男女の愛の形を情緒豊かに描いている。独特の風情ある美人画で知られる竹久夢二は、1918年(大正7年)、愛人の彦乃と長崎旅行の折、別府に立ち寄った。肺結核を患った彦乃を木造2階建ての洋館中田病院(今はない)に約1ヶ月見舞った。

追記:別府温泉には、別所温泉発祥の地「脇浜温泉」を始め、170ヶ所もの共同浴場がある。駅前高等温泉など2,500円で簡易宿泊ができる共同浴場もあることを知った。1986年末に、年末の一人旅で宿泊所がないかも知れないと寝袋持参での青春切符で九州温泉めぐりの旅のことだった。結局寝袋は下関まで使わずに済んだ。別府温泉はハンガリーのブタペストやチェコのカルロヴィバリを凌ぐ世界有数の温泉文化都市である。

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文学を訪ねる温泉紀行4. 伊香保温泉 [文学を訪ねる温泉紀行]

文学を訪ねる温泉紀行4. 伊香保温泉

伊香保温泉は万葉集に詠まれ、文人墨客が訪れるなど歴史ある温泉地である。360段もの階段の温泉情緒ある温泉場として、小説や映画の場面によく出てくる。幸田露伴、寺田虎彦、萩原朔太郎、与謝野晶子、島崎藤村、芥川龍之介らが訪れた。竹久夢二は大正9年、永遠の恋人彦乃を亡くし、以後煩雑に榛名・伊香保温泉を訪れた。彼の生き様や作品群は「竹久夢二伊香保記念館」に収められている。明治の文豪徳富蘆花の代表作「不如帰(ほととぎす)」は、日清戦争の時代、封建的家族制度の中で繰り広げられる夫婦(武男と浪子)の物語である。明治31年に国民新聞に連載された。伊香保温泉の宿で執筆された作品で、伊香保温泉の一室から物語が始まっている。
林芙美子の作品「浮雲」は、昭和18年フランス領インドネシアから始まる幸田ゆき子と農林省役人富岡憲吾との男女のやるせない関係を描いた作品である。厭世観に襲われた二人が心中しに伊香保温泉に来た場面が描かれている。情緒豊かな伊香保温泉街が男女の関係に彩を添える場としてふさわしいのだろうか。

追記:私が1980年12月に全国温泉巡浴153湯目の温泉地で、三百十一段の階段の両側に土産店、旅館、射的場などの遊技場があり、浴衣がけに下駄履きのお客が行き来し、湯の町の風情が漂っていた。階段を上り詰めた伊香保神社の奥に露天風呂があった。炭酸鉄線の湯が岩間から湧き出す、混浴の露天風呂だった。複雑な岩間から女性側に行くことができ、胸ときめかした記憶がある。今は男女別に仕切られ、昔の面影はない。

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文学を訪ねる温泉紀行3. 道後温泉 [文学を訪ねる温泉紀行]

文学を訪ねる温泉紀行3.  道後温泉

金森 達 画   道後温泉は、日本最古の温泉として「日本書紀」「万葉集」などに名湯として登場し、また景行天皇、聖徳太子らも来浴した。明治27年に木造三階建ての共同浴場道後温泉本館が建てられ、屋根に突き出た振鷺閣は道後温泉のシンボルである。平成6年には国の重要文化財の指定を受けている。  日本の近代文学に大きな影響を及ぼした近代俳句の父といわれた正岡子規はこの地の出身。松山市立子規記念博物館がある。小林一茶、与謝野晶子、菊池寛、吉川英治も後温泉を訪れている。
文豪夏目漱石は温泉本館完成翌年、松山中学の教師として赴任し、1年4ヶ月下宿から毎日温泉に通っていた。この体験が後の「坊ちゃん」の舞台となる。江戸っ子の坊ちゃんは、四国の中学の数学教師になる。坊ちゃんの自由奔放な言動が周りに事件を引き起こす。周囲の愚劣・無気力・悪知恵に反発し、先輩たちと一緒に教頭に鉄拳制裁を加え、東京に帰るという反骨精神に満ちた作品である。

追記: 平成15年10月から愛媛県条例により、道後温泉本館に例のレジオネラ菌対策で、塩素殺菌を義務付けされ、掛け流しながら塩素殺菌をしている。お客の感想から、塩素臭は興ざめだとの声が多い。温泉はこんなものだという誤解が広まるのが怖い。入浴料金も値上がりした。「神の湯」の入浴料は400円、2階の貸し浴衣、せんべい付きで800円。「霊(たま)の湯」は、2階席が1200円で、貸し浴衣、貸しタオル、お茶せんべい付き。3階個室は1500円で、せんべいが坊ちゃん団子に変わる。

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文学を訪ねる温泉紀行2.  湯ヶ島温泉 [文学を訪ねる温泉紀行]

文学を訪ねる温泉紀行2. .湯ヶ島温泉

伊豆地方の温泉は、交通の便に比例して発展してきた。明治37年に天城隧道が開通、修善寺から下田へバスが通ったのが大正8年頃だった。以来、横光利一、北原白秋、若山牧水、与謝野晶子、梶井基次郎、三好達治ら文人たちが湯ヶ島温泉に逗留し、作品を輩出することになる。川端康成は大正7年から昭和2年にかけて湯本館に滞在し、「伊豆の踊り子」(大正15年)を執筆した。「伊豆の踊り子」は、孤独に悩む主人公が、心身を癒すために伊豆に旅に出る。天城峠を越え下田に向かう旅芸人一座と道連れとなり、少年の淡い恋と旅情を描いている。少年時代を湯ヶ島で過ごした井上靖は、その頃の思い出を描いた自伝的小説「しろばんば」(白い綿毛をつけた虫、または白い髪の老婆のこと)を、昭和35年から連載された作品である。大正4年から9年頃の伊豆の山村の素朴だが豊かな魅力的な生活を描いている。

追記 
明治14年にドイツのフランクフルトで開催された万国鉱泉博覧会出展のための調査記録によると、伊豆地方の温泉地は21ヶ所で1年平均の浴客数は熱海が三万四千人、修善寺が1万人、吉奈が三千五百人、伊東、湯ヶ島、蓮台寺、河内、谷津、伊豆山が後に続く。湯ヶ島は交通の便が悪く、明治37年に天城隧道が開通、修善寺から下田へバスが通ったのは大正8年頃だった。

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文学を訪ねる温泉紀行 鳥取県三朝温泉 [文学を訪ねる温泉紀行]

「文学を訪ねる温泉紀行シリーズ」と題して、 鳥取県三朝温泉をご紹介します。

 山陰の名湯・三朝温泉は、出雲風土記(733年)にも記載された歴史ある温泉である。源泉が100ヶ所以上、さまざまな泉質を持ち、ラドン含有最高702マッヘを記録する世界有数のラジウム温泉でも知られる。山陰有数の歓楽温泉であるとともに湯治宿が現在も活躍する保養温泉である。三徳(みとく)川にかかる三朝大橋の下の河原には、三朝音頭にも出てくる名物の混浴露天風呂がある。田山花袋、有島武郎、島崎藤村「山陰土産」、志賀直哉、与謝野鉄幹・晶子夫妻、城山三郎「山陰の温泉二つの顔」、斉藤茂吉など文人墨客が訪れ、多くのエッセイを残している。野口雨情作詞の「三朝小唄」は中山晋平作曲で昭和4年(1929年)に藤本二三吉の歌でレコード化された。松本清張の作品「Dの複合」では、雑誌社「天地社」の依頼を受けたあまり売れない作家の伊勢忠隆が「僻地の伝説(浦島・羽衣伝説)をさぐる旅」連載取材旅行で復讐事件に巻き込まれ、三朝温泉などへの事件調査へ赴く場面を描いている。

金森達画

追記; 三朝温泉にゆかりの文治墨客は数多いが、三朝温泉を舞台に描いた作品や三朝温泉の宿で有名な作品が生まれたという話がない。島崎藤村や田山花袋の定宿として知られる依山楼岩崎の女将さんに聞いても、短歌を色紙に残されただけのようだ。松本清張の父が三朝温泉の近くの出身地で、作品にもっと出てくるかと思ったが「Dの複合」に出てくる程度だった。

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