So-net無料ブログ作成

第11回 甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 [旧街道を歩く]

第11回 甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22
第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 059.jpg
台ヶ原宿の銘酒「七賢」 天保6年(1835年)建築の母屋

 JR青梅線から立川経由で高尾6時14分発に乗り、前回の到着地点からの乗車場所JR穴山駅到着は8時10分。前回つづら折の七里岩を抜けるのに1時間かかったので、到着地点まで戻るのにタクシーをと考えていたら、無人駅でタクシーがいない。仕方なく同じ道を戻ることにした。途中、右手にお城のようなお宅の庭に「大賀ハス」が咲いていて、近所のご夫婦が写真を撮っていた。聞くと、主は島津さんという甲府リハビリテーション病院に勤務するお医者さんで、二千年前の大賀ハスの種を再生させたのだという。道路の反対側にも見事な大賀ハス園があった。下りなので、国道20号線沿いまで30分で着いた。
第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 004.jpg
二千年前の大賀ハス

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 003.jpg
二千年前の大賀ハス

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 008.jpg
前回の到着地へ戻る・・・七里岩の九十九折を越える

 前回の地点には8時42分着。すぐ穴山橋を渡り、20分行くとセブンイレブンの角に「鳳凰三山」「青木鉱泉入り口」「御座石鉱泉」の標識。小武川橋を渡って、北杜市武川町に入る。「宮原」交差点を左折3.1km行くと日本三大桜の「神代桜」の表示あり。9時16分、右手に小さな一里塚碑。武川村の物産店販売をしている「村の駅」でトイレと歯磨きを済ませる。裏手は旧道で文政五年の刻がある庚申塔がある。
第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 011.jpg
右手には、七里岩が聳えている

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 012.jpg
「鳳凰三山」「青木鉱泉入り口」「御座石鉱泉」の標識

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 015.jpg
一里塚碑

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 016.jpg
武川村の物産店販売をしている「村の駅」

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 017.jpg
旧道で文政五年の刻がある庚申塔
 
 9時42分、歩道橋のある信号「牧原」の先の大武川橋から500mを左折して500mほどのところに国の天然記念物だった樹齢450年「舞鶴の松」で有名な萬休院に立ち寄る。道を間違えて手前の古い急な階段を登ったところに「蚕玉大神」の祠。丸い玉に金と刻印したご本尊が鎮座していた。
第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 023.jpg

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 024.jpg
「蚕玉大神」の祠

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 025.jpg
丸い玉に金と刻印したご本尊

 萬久寺は戻って高台にあるお寺で、「舞鶴の松」は、2008年に枯れてしまい見ることができなかった。根元の周囲4m、高さ9m、全体の枝周り74mだったという。広い境内は草ぼうぼうで荒れ果てた感じで残念。群馬県から移植したという樹齢110余年の二代目?の松が立つ。芭蕉の句碑があると聞き探したが確たる表示がなし。本殿入り口に「握手観音」で私も握手。
第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 026.jpg
萬久寺の広い境内

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 030.jpg
萬久寺本堂

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 035.jpg
「舞鶴の松」は、2008年に枯れてしまい、群馬県から移植した松

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 029.jpg
握手観音

 10時38分、国道20号泉に合流して上三吹、右の旧道に行くと神社の小祠、「旧甲州街道一里塚跡」碑あり。国道に出て尾白川橋を過ぎ1kmも行くと台ヶ原下、台ヶ原宿の始まり。草ぼうぼうの田畑があり、農家は老齢化でまかないきれないのか?拙句「荒れ田畑今年も舞うや赤とんぼ」
第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 041.jpg
「旧甲州街道一里塚跡」碑

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 043.jpg

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 045.jpg
台ヶ原宿の始まり

 11時05分、台ヶ原本陣跡に着く。天明二年の記録には、敷地間口18間、奥行19間、351坪、建坪92坪、隣接して秋葉大権現常夜灯、ふれあい休憩所がある。かつては14の旅籠が並ぶ賑やかな宿場だった。すぐ先右に寛延3年(1750年)創業(初代北原伊兵衛)で、江戸末期に建てられた風格のある北原家住宅・銘酒「七賢」の造り酒屋(山梨銘醸株式会社)。天保6年(1835年)建築の母屋店内に入るとなかなかしゃれた雰囲気で、展示コーナーや試飲コーナーがある。10年物の古酒を試飲して、さらに有料だが本醸造樽酒(15ml30円)も試飲。この樽酒を購入したかったが歩く身には辛いと断念。
第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 045.jpg

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 052.jpg
台ヶ原宿本陣跡

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 053.jpg
台ヶ原宿ふれあい休憩所

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 059.jpg
老舗銘酒「七賢」

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 072.jpg
隣接して北原家

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 061.jpg
銘酒「七賢」母屋の銘酒展示コーナー

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 062.jpg
母屋内部を公開している

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 068.jpg
試飲コーナー(一部無料・有料)

 この並びは古い家屋が残っていて、宿場の風情を感じさせる。お茶壷道中が宿泊したという荒尾・田中神社。毎年9月22日の夜、前夜祭で虎頭の舞が奉納される。
第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 077.jpg
お茶壷道中が宿泊したという荒尾・田中神社

 じきに国道20号線に合流、「前沢上」を右折。食事場所は「じんぐう食堂」と対面に「しゃれた喫茶」があるとの情報だったが、喫茶「ケルン」の200mほど先左手に食堂があった。しょうが焼き定食と生ビールで40分休憩。セブンイレブンの角「島原」で左折するとサントリー白州蒸留所、入り口に蒸留に使用された釜が置かれている。
第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 080.jpg
じんぐう食堂で昼食

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 081.jpg
第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 082.jpg
サントリー白州蒸留所入り口

 20分行くと諏訪神社や教慶寺の石仏群。さらに山口の関所跡。14時10分、新国界橋を渡って信州に入る。このあたり標高705m。旧道筋に下蔦木の日蓮上人の高座石がある。文永11年(1274年)流刑を赦された日蓮がこの村に疫病がはやり村人が難渋していたときに訪れ、高座石の上で三日三晩加持祈祷を行い霊験をあらわしたという。「紫陽花に隠れおわすや小仏ら」「南瓜這う先は小仏何願う」ここから蔦木宿に入る。旧道の枡形道跡がある。
第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 083.jpg
懐かしい風景

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 089.jpg
教慶寺の石仏群

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 093.jpg
山口の関所跡

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 097.jpg
日蓮上人の高座石

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 099.jpg
日蓮上人の高座石

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 102.jpg
「紫陽花に隠れおわすや小仏ら」

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 106.jpg

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 109.jpg
「南瓜這う先は小仏何願う」

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 112.jpg
蔦木宿

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 115.jpg
旧道の枡形道跡

 14時20分、またしても国道20号線沿いにある道の駅「信州蔦木宿」を見逃してしまった。西方が雨降りなのか霞がかってきた。15時10分、釜無川の対面の塩沢温泉の建物が見えてきたあたりでざっと雨が降ってきた。「歩くのはこれまで」と塩沢温泉「信甲館」に入浴立ち寄りすることにした。1981年3月に入浴したことがあり、私の温泉巡浴260湯目の温泉。フロントで入浴を乞うと「今日は入浴料無料です」最近オーナーが変わり、リニューアルオープンらしい。「JR富士見駅までの送迎はタクシーを頼んだら・・」といわれ、タクシー会社に電話予約をし受話器を置いたとき、家族で入浴に来ていた奥様が「小淵沢駅のほうへ車で通るので、よかったら乗りませんか?」とお誘いがあった。ご主人と子供たちが男湯に入ってというので、私も入浴に同伴させていただいた。加温無しの源泉掛け流しの浴槽と加温浴槽がある。この家族は大泉の別荘に住んでいてここへ帰るのだという。この塩沢温泉には時々来ていて、ついでに裏の源泉を24リットル入りポリタンク4個に詰めて運ぶので、一緒に見に行くことになった。JR小淵沢駅に着いたのが16時30分、甲府駅行きの普通列車に飛び乗った。塩沢温泉信甲館からは傘を指さずに済んだので、玄関に置いた傘を忘れてしまった。JR東青梅駅に19時45分頃に着いて、途中で買い求めた傘をさして歩き始めてから「あれ?朝は車で河辺駅まで来たのだった」と思い出し、ひとつ駅手前の駅まで戻って車で帰った。傘はともかく車までも忘れるとは・・・・。老化現象もここまで来たかショックな甲州街道歩きだった。
第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 119.jpg
雨にかすむ塩沢温泉信甲館

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 120.jpg
信甲館で入浴・休憩

第11回甲州街道を歩く 穴山~台ヶ原宿~蔦木宿 2012.7.22 122.jpg
裏手の源泉からポリ容器に汲む

エッセイ「温泉夜話」 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm

温泉巡浴紀行http://www.a-spa.co.jp/junyoku/index.html

旧街道をあるく旅 http://aaspa.web.fc2.com/index-tabi.html

nice!(37)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 37

コメント 1

ゆきち

ご来訪&niceありがとうございます。
銘酒「七賢」よいですね~。
私も旅すると必ず地酒を探しに行きます。

by ゆきち (2012-08-04 21:49) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0