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療養温泉突撃取材! 川崎市・有馬療養温泉旅館 白鳳の昔から金色に輝く有馬不動霊光泉 [療養・湯治の宿]

療養温泉突撃取材! 川崎市・有馬療養温泉旅館 白鳳の昔から金色に輝く有馬不動霊光泉
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有馬療養温泉旅館脇にある八幡宮前で三代目安岡氏

 大化3年10月、1,360年前「役小角」という行者によって、川崎の有馬籠宿山麓に湧き出る霊泉が、「有馬西明寺の霊泉」や「誠の泉」として古文書に記され、難病を癒し湯治宿として今に残るというネット情報を知り、訪ねてみた。
 2010年11月21日、東京立川からJR南武線に乗り、溝口駅で小田急田園調布線で乗り換えて鷺宮駅で下車。ここで路線バス「中有馬」で降りる。「さて、どっちかな?」と杖を突いて歩いてくるおばあさんに訪ねると「ちょうど私が行くところだよ。10年前からぎっくり腰と膝が痛くて通っているが歩けなくてタクシーで通っていたのが、今はこうして杖を引いて歩いてこれるようになったンだよ」という。これは噂にたがわぬ本物の温泉だ。

 「中有馬」の信号から200mほど歩くと、レンガ色の鉄筋三階建ての立派な建物に「有馬療養温泉旅館」の名が見える。正面左側脇には八幡宮があり、鳥居の内側に昭和40年頃に立てられたという霊光泉石碑が・・・。当時の園田直厚生大臣が効能あらたかな霊泉を「霊光泉」と命名した記念碑らしい。この霊泉が湧出した3ヶ所の源泉の一つが、古文書で解き明かされた由緒ある西明寺跡地だった。天安2年(858年)、有馬西明寺は慈覚大師「円仁」により聖武天皇の勅願寺である影向寺末寺となり、文安年間に金剛院と合併し現在の中原区小杉に移るまでこの旅館の場所は、西明寺の境内だった。とにかく、こうしたありがたい霊地に連綿と金色の霊泉が湧き続けてきた。孝謙天皇以来、歴代天皇や源義光、義家、頼朝、北条時頼などの武将なども療養に訪れたと記録に残る。先の園田直氏が薬効をとても気に入り、皇后陛下にも献上されたという。
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有馬療養温泉旅館全景

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1階の談話室に掲げられる「霊光泉」園田直氏命名記念の書

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談話室

 正面玄関には「川崎市国民健康保険契約温泉」の看板が掲げられ、市内外の国民健康保険適用者には通常入浴料1,200円が200円割引(事前手続き要)となる。玄関に入ると正面フロントに若いがっしりとした三代目の安岡氏(二代目は安岡重高氏)がてきぱきと対応している。昭和40年(1965年)に湯宿営業を始めた木造建築時の写真を見せていただいた。周りは田畑だけで、31才だという彼は「25年前(昭和60年)でものこの周りは畑だけで何も無かった」と有馬の住宅地の変遷に考え深げだ。鉄筋の建物になった平成6年から今年で16年目、エレベーターを完備した3階建ての客室は12部屋(46名収容)。2・3階フロアが和室6畳、8畳、10畳でトイレ付は半分、各部屋にはエアコン、テレビ、冷蔵庫、給湯設備もある。高齢者に優しい厚生労働省認可のシルバースター登録認定を得ている。1階左手には、談話室があり、宿泊者や入浴客達の交流の場が用意される。「とにかく入浴してらっしゃい」と促され、浴室へ。
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更衣室

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男子用大浴場

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ライオン源泉湧出口

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2階フロアにある和式休憩室


 浴室はタイル張りで、浴槽は2m×4m赤御影石縁の湯船で、湯は茶色に染まっている。時間帯によって金色に輝くという。ライオンの口から源泉が出て、鉄分や炭酸で酸化して口内は赤茶色に溶けている。源泉は透明で口に含むと鉄味と炭酸味がする。昔はコップを置いて飲泉できるようにしていたが、厚労省の指示で今は飲用を奨めていない。10分も入浴すると徐々に額から汗がにじんでくる。湯船からあがってから、体がぽかぽかと冷めない保温効果があるのが特徴だ。源泉17度の単純炭酸鉄線は、1リットル中にナトリウムが15.1mg、カルシウム27.9、第一鉄25.81、アルミニウム5.15、塩素が22.27、硫酸6.58、ヒドロ炭酸208.0mg。毎日完全換水の源泉掛け流しで、温度が低いので加温はしている。加水、循環や塩素殺菌はせず、湯質を保つ努力をしている。鉄分を含んだ温泉の一般的な効能は、「子宝の湯」と言われ、月経異常、不妊症、慢性婦人病、冷え性のほか腰痛、神経痛、リウマチなど痛みを伴う病気や慢性消化器病、慢性皮膚病などに効能が期待できそうだ。宿の資料には、他に男性生殖器病、三叉神経痛、膝水溜り、めまいを伴うムチ打ち症等の後遺症の記入もある。最近は坐骨神経痛や冷え性に悩む若い女性たちの入浴者も多いという。
入浴時間は宿泊者が9時30分から22時まで、日帰り入浴者は11時から。日帰り入浴料は2時間以内、バスタオル付大人1,200円、小人600円、回数券が11枚で7,000円。水曜日が定休。宿泊料金は、曜日、人数、お部屋の広さ、食事内容によって異なるが、1泊2食付、2名1部屋でお一人が9,240円(税込)+入湯料150円、長期滞在は割引がある。2階には和室休憩所(和室10畳・12畳)がある。事前予約で個室食事(お弁当)付きは、4,000円、個室利用のみは3,000円。食事は魚料理中心で、二代目館主が釣り好きのため釣果が反映される。

当日の昼食の提供はしていないので、近くの食事場所を見回すと「中有馬」信号の近辺だけでも「有馬鮨し」「中華 香雅」「とんかつ富士」「定食屋おおぎ」がある。 

有馬療養温泉旅館の宿泊、日帰り入浴のお問い合わせは、 
住所:〒216-0002 神奈川県川崎市宮前区東有馬3-5-31
電話番号:044-877-5643 ファックス:044-855-1271
アクセス:車で:東名高速道 東名川崎インターから6分、横浜青葉インターから15分
     第三京浜道路・都筑インターから10分

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Silvermac

関西の有馬温泉は知っていますが、川崎に同名の温泉があるのは知りませんでした。
by Silvermac (2010-11-26 18:41) 

ナツパパ

神戸の奥にある「有馬温泉」と泉質が似ているように感じますが、
それで有馬、という地名ではないのですね。
偶然とはいえ、素敵な一致ですね。
ゆっくり浸かって疲れを取りたいなあ。
by ナツパパ (2010-12-02 20:29) 

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