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台湾・烏来温泉、谷関温泉、天然渓温泉、清泉温泉を行く! [海外のはなし]

海外温泉巡浴  台湾・烏来温泉、谷関温泉、天然渓温泉、清泉温泉を行く

2007年1月18日~20日の2泊3日で台湾温泉巡浴にいった。旧友との二人旅の予定が、直前に彼の母が倒れ、結局私一人旅となった。台北の中正国際空港出口で事前に手配していたガイド兼運転手の蕭益欽(しょうえききん)さんが迎えに来ていた。60歳代の方で日本語が達者だ。すぐに烏来(うーらい)温泉に向かう。天候は雨模様だ。今の時期2月までは雨季だから、しょうがないか。高速道を新店インターで降り、南東へ。新田川に沿って曲がりくねった両側の山が迫る道路を標高千mまで徐々に登る。

烏来温泉は台北から東南へ28km、ずいぶんと細長い温泉地で、ずいぶんと手前から温泉旅館が点在する。右手に「大納温泉」の看板が出てきたので聞くと「同じ烏来温泉です」という。新北投温泉で経営していたホテルチエーン店が烏来にも出店した高級ホテル・春秋温泉もあるという。蕭さんと打ち合わせで、明日は自分で電車を乗り継いで、台中の谷関(こっかん)温泉に行き、3日目は彼に宿まで迎えに来てもらい、清泉温泉入浴に立ち寄り、中正国際空港に送ってもらう予定だ。

 雨の中、トロッコ電車入り口で大人50元(65歳以上は30元、身長110cm以下は無料)の乗車券を購入し、乗り込む。彼とはそこで別れた。


狭軌のレールで幅40センチ、座席は1両2人席の2ボックスが6両ほどで乗客によって車両数を決めている。渓谷・南勢渓(ナンシンシー)の山側に沿って走り、岸壁が迫り、そう早くはないのだが、迫力がある。わずか2.5km、5分で終点瀑布駅に着く。

 終点の対岸に台湾最大級の大滝(落差80m)が見える。烏来大滝だ。この滝の真上に遊園地「雲仙楽園」があり、こちら側から対岸へとロープウェイ(220元)で結ばれている。写真を撮っていると、後ろの「酋長文化村」に店を構える「酋長の娘」の7代目の酋長(女性)の「踊りがはじまるよ」と誘いの声がかかる。一階が土産品の売店で2階がショー会場らしい。入場券(200元)を買い求めル。中央に踊り場、周りに客席が取り巻いている。タイヤル族の華やかなショーを1時間ほど見た。

観客は10人ほどで日本人は私一人。最後はお客も踊りの輪に入り、記念写真を撮られて、それを500元で販売するというどこにでもあるパターンだ。民族衣装での歌と踊りは、初めての人は楽しめる。タイヤル族の女性は眉が濃く目が大きい。男性は男らしく猟がうまかったという。観光バスが開通したのが1970年とまだ最近のこと。このトロッコももとは木材を人力で押して動かした。1970年に動力になり、人力は姿を消した。

 トロッコで戻り、階段を下りたところが、本日の宿泊ホテル花月温泉生活館だ。

 チエックインがなぜか18時だというので、小雨だが、河原に沿って徒歩3分ほどの露天風呂へ行く。川沿いの小さな湯船に2人入浴中、さらに行くと5~6ヶ所大小の湯船に老若男女が入浴中だ。もちろん水着着用で帽子かタオルを頭に載せ、雨を凌いでいる。大きなパラソルの中に身を置く人もいる。5ヶ所在る更衣室は縦横1メートル四方の狭いところで、リュックを担いだ完全武装の旅人には着替えは至難の業だ。自分の傘を広げて、その中に靴・リュック・ジャンパーなどを収めて、入浴する。源泉は70度以上とかで熱くて入浴できない湯船もある。白い湯花があり、掃除をしていないのか、温泉の成分のせいかわからないが、お尻はぬるぬるして気持ちが悪い。

烏来(ウーライ)とは、「湯気の立つ熱い水」という意味だそうで、昔は上流350m先だったそうで、烏来発電所を造ったたことで水位が上がり源泉が川底に水没してしまった。そこでこの地にボーリングしたという。弱アルカリ性炭酸泉で胃腸病、関節炎、神経痛、リウマチ、皮膚病に効能があるといわれる。
ホテルに戻ってもまだ部屋に案内しないので、業を煮やして強く言うと17時30分頃、ようやく部屋の鍵をくれた。地下2階の303号室で、地下1階はレストランなのか入り口が鍵でしまっていた。ドアを開けると15cm段上に8畳ほどの板の間にダブルベットがある。


右手壁側にテレビと茶器棚が立つ。茶器棚には空の冷蔵庫、スリッパ、ポット、茶器セットになぜか体重計がある。ガラス張りの奥の部屋は大きな天然温泉掛け流し温泉浴槽、右壁側にガラス張りシャワー室とトイレット、洗面台がある。タイル張りの2m×1.3m温泉浴槽と1m×1.3m水浴槽で深さが腰の辺りまである。温泉浴槽には加水用の冷泉蛇口がある。容量は相当入るぞ。と喜んでいたが、後でそれが嘆きの原因になるとは予想がつかなかった。じつは夜中に「たっぷんたっぷん」という音でよく目が覚めた。両隣の部屋の浴槽の湯が入浴でゆれるたびにゆれる音だ。まるでプールサイドで寝ているようなものだ。そして、どーという排水の音。これには参った。そうなのだ。アベックが入浴でひっきりなしに訪れるホテルらしい。

夕食はサービスで付くというので楽しみにしていた。1階の喫茶ルームのような小さなスペースにコーヒーにサラダ、ハム、果物などのバイキングが何品かがある。メインデッシュは先に選ぶ仕組みでアムール貝・海老・マッシュルーム・ジャガイモなどが入った海鮮風グラタンだ。食後、すぐ近くの烏来橋を渡って、狭い道の両側に土産や烏来大飯店や碧山閣飯店などのホテル・レストランなどが立ち並ぶ街を散策。露天であわもちや海老のから揚げを売っている。


食事処にも入浴施設があるらしく「純天然温泉 入浴200元」などの看板が目立つ。フロントで紹介していただいたマッサージ店に入る。橋を渡って70mも行った「鄧老師」。最初ワンフロアに一角のソファに座り、りっぱな木桶で作ったあしゆ桶に足を浸す。若い女性が私をそのまま座らせたまま、頭・肩・背・腕を揉み解す。次にマッサージルームに移動して全身マッサージを続ける。60分のマッサージで1000元。台湾に13ヶ所で24時間営業しているチェーン店とか。

翌日、朝食をキャンセルして、商店街の奥にあるバスターミナルから7時15分発の台北行きバスに乗る。通勤時間でラッシュアワーらしく2時間もかかってしまった。台北駅から台中駅までの移動がまた大変だった。まず、台湾ドルがなくなり、両替をしようと6番出口の近いところにある中華商業銀行に行き、9時を待って両替を頼む。日本円で一万円を出すと「偽札検査機」に何度もかけるが通らない。担当者の顔がこわばる。気配を察して、代わりのお札を続けて3枚ほどやっても同じで、ようやく4枚目で通過した。「いい加減してくれよ!」怒って店を出た。台北駅で今度は乗り場がわかっても切符売り場がわからない。若い青年に声をかけたら、運よく日本に留学したことがある日本語を話せる人だった。彼は「新幹線の切符を買いに来たんです」という。1月末まで、新幹線はトラブル続きで料金が半額とかで、すごい込みようで予約が取れないという。結局、彼について、特急自強号の切符(375元)を無事購入することが出来たが、予定の便が満席で10時30分発になった。時間があるので、構内の軽食店で肉まん、黒豆乳、しゅうまいを食べる。

台中駅着は12時56分頃。いよいよ谷関(こっかん)温泉へ向かう。車中でガイドブックとにらめっこで、台中の近くに烏日温泉があるので、タクシーでそこにいければと思っていたが、それどころではない。東口の豊原客運バス停が13時45分発でそこから谷関温泉まで約2時間半かかるというのである。乗車前に「昭和拉麺」でチャーシュー麺を食べる。5分遅れてバスが出発。前から二番目の席に着いたが、フロントガラスの上三分の一がすりガラスで前方の景色が見えない。どこを走っているのかがよくわからず、とても不満が残った。1時間半過ぎあたりから、田舎のおばさんが目立ち、大声では話す人が多くうるさい。山間部には果樹園や園芸センターもどきの店が目立つ。明日、蕭さんの車でまた戻ることになるので、明日に期待することにする。標高800mの景勝地である谷関温泉は日本統治時代に「明治温泉」と呼ばれた。1907年(明治40年)に発見された。Ph7.6、泉温48度の弱アルカリ性炭酸泉で、無色透明無臭、飲泉にも適している。関節炎、胃腸病、皮膚病などに効能がある。

土産店やレストランが集まる次のバス停の前で降りる。

山側に「伊豆温泉」があり、ここでは水着着用の大浴場と人気のカップル向け「情人風呂」もある。川側手前に「谷関大飯店」が、対岸に「明治大飯店」、今回宿泊する「四季温泉会館」がある。

谷関大飯店の前を降りて、谷関つり橋を渡ると対岸に出られるが、右側から回り込んで歩いていった。途中の左手に動力で汲み上げるような音と黒い温泉パイプが引かれていた。これが各ホテルに引き湯されているのか。四季温泉会館は斬新な木のつくりを生かした宿で、館内のあちこちにアフリカから取り寄せた芸術的な木彫品を展示、配置している。


フロントでチエックインするが、やはり言葉がわからずに、従業員の少し日本語のわかる中年の女性、余(よ)さんを呼んでもらい、部屋まで案内していただいた。

娘さんが日本人と結婚したとかで彼女も日本へ来て、新幹線に乗ったことがあると話していた。谷関温泉の先に、「馬稜温泉があるはずだが」と聞くと「あの温泉は、先ほどの洪水で埋もれてしまい、営業していない」という。

早速、自家源泉を持つという温泉施設に行く。更衣室で水着に着替え、シャワーを浴びる。打たせ湯付の大きな湯船、湯音が異なる湯船がつながる湯船などいくつもある。

5歳くらいの男の子と若い夫婦が入浴中で、奥さんは私を気にしているのか、遠くに避けるような様子。とにかく湯量が豊富で階段を上がった庭園のところにも湯船?がいくつもある。男女別裸湯があったが、今は工事中で使用できなかった。翌朝、6時半頃に入浴したが、誰もいないので水着を脱いで、裸湯を楽しめた。宿泊客が少ないのか、先ほどの客以外に合わなかった。

夕食は一階のレストランで食べたが、ここでもお客は私一人。日帰り客が多いのか?テーブルには蟹かまぼこや魚身・とうもろこし・トマトが入った鍋、大皿に生野菜のきのこ・キャベツ・ブロッコリ・えのき茸、若いウエイターが海鮮食材の車えび・かに爪・魚身・貝・アスパラ・長芋・椎茸などが入った別皿を配膳のときに落としてしまった。


一度落とされてしまって、品数が少なく小さくなって変えてきた食材
後で再度持ってきたのには、椎茸が貧弱なのが1個になり、明らかに内容が落ちてしまった。でも、料理はさらに続く。鶏肉の大振りの手羽焼き、刺身にサーモン・ブリ・鯛?に山盛りの山葵、年配のシェフが羊肉の三種類の塊を小脇に抱えて、どれにするか?というしぐさで選択を迫る。カルビ風の色合いのを選ぶ。


フルーツにパイナップル・スターフルーツ・バナナ・キューイ。本当に一人前なのかと思うほどだ。食べ始めると、鍋の汁がなくなるとすぐに補充し、他の皿の食材も入れようとする。何~?他の皿すべて鍋で食べろというのか?台湾で言う「海鮮火鍋」「羊肉しゃぶしゃぶ」なのか。「ストップ!」大声で叫ぶ。焼肉や海鮮焼きのほうがいいと彼らに身振り手振りで、油をひいた鍋を持ってきてもらい、何とか焼いて食べることに成功。羊肉は半分以上残してしまった。酒は「赤い酒(さう しんじょ)」というのを出してもらったが、どうも記憶のある味だと思ったら「紹興酒」だった。

翌1月20日、朝食前に蕭(しょう)さんが現れたので、バイキングの朝食を一緒に食べる。バイキングは種類が豊富でセルフサービスのラーメン風の麺も食べてみた。彼の車で昨日バスで来た道のりを彼のガイドで竹東方面へ向けて走る。途中、3年ほど前の災害で通行止めになった道路の工事中の箇所があった。臨時に河原を走る道もまだある。いかに深刻な被害だったかがわかる。椰子のような檳榔(びんろう)の木が目立つ。台湾ガムといわれる檳榔だ。白冷ダムを過ぎ、東勢・和平地区に入り梨やぶどうの果樹園が目立つ。10時頃、「天然谷温泉」の看板に魅せられ、そこへ行くことになる。鉄道の内湾支線に沿って山奥に入った所、尖石地区は河原が大石でごろごろしている。天然谷温泉美人の湯「美人湯館」に到着する。彼を待たせて、フロントで300元を支払い、まずは男女別の裸湯に入浴に行く。石造り湯船で4×6m、水風呂もある。十数人が入浴中で、川側に休憩用のチェアーもあり、陽気がよいので寝そべっている人もいる。肌がつるつるする名前通りの温泉だ。水着着用の浴場というか広い温泉プールもあるがそこはパスだ。写真も撮らせてもらい、30分ほどで出た。こんな山奥にわざわざ日帰り入浴に来る人が多いのには驚いた。

これからいよいよ五峰地区にある本命の清泉温泉へ向かう。ゴーカート場を過ぎ、川岸温泉を通過。一旦、竹東市内へ戻り、鋭角に五峰郷地区へ。30分ほどで一車線の桃山隋道を抜け更に3kmいくと突然河原につり橋がつけられ、対岸に「清泉温泉」の看板が。車を待たせ、急いで対岸の温泉へ向かう。


屈強な住民タイヤル族がつり橋のワイヤーを引く彫像があり、力強い。無色透明無臭の弱アルカリ性石膏泉で皮膚病や不妊症、胃腸病に効能ありとされる。日本統治時代は「井上温泉」と呼ばれ、戦後張学良が幽閉されていた場所という。2階の受付で入浴料150元と水泳帽がないとだめだとかで更に50元を支払い、1階の更衣室へ。浴室は右手に5ヶ所の打たせ湯、左手に大浴槽に水風呂、低温浴槽。

奥川原側に42.5度の浴槽もある。

大浴槽の手前奥に段々岩石から源泉が流れ落ちている。この配置は台湾のどこかの温泉とまったく同じだと思い出す。そうだ、2004年年1月に台湾の離島・緑島温泉に行ったときの最後に行ったことのある温泉だった。バスを乗り継いで夕方着いて入浴は果たしたが、帰りのバスに間に合わなくて、露天商のお姉さんに車で新竹駅まで送ってもらったときの温泉だ。翌日の航空便に間に合わなくなるという必死の思い出がこびりついて、肝心の温泉地名を忘れていたのだ。
飛行機の便が心配でわずか20分のカラスの行水で13時20分出発。昼食をとる時間も無く、竹東連絡道から空港へ。途中新竹で一旦一般道に降りたとき、蕭さんが右側の車道脇の檳榔(びんろう)屋を指差した。三方がガラス張り箱形の中に二人の若い売り子さんがいる。黒いブラジャーにTバックの衣装だ。これには驚いた。蕭さんによると、売り上げを上げるために地方では、こうした目を引くための売店があちこちにあるそうだ。こうして、出発の1時間30分前に中正国際空港に到着した。

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