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韓国・釜山周辺の温泉地を訪ねて その1. 東萊温泉、馬金山温泉へ。 [海外のはなし]

釜山周辺の温泉地を訪ねて その1. 東萊温泉、馬金山温泉へ。2012年4月27日~30日
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地下鉄・東萊(トンネ)温泉場駅近くにある「東萊(トンネ)温泉丼紀年碑」

 韓国の釜山近郊には温泉がいくつかある。かつて韓国で唯一海岸にある温泉、海雲台温泉(ヘウンデチュオン)には、入浴したことがあるが、中心地にある東萊(トンネ)温泉は未入浴だった。今回、釜山郊外にある「釜谷(ブコク)温泉」「馬金山(マグマサン)温泉」「霊山(レサン」温泉」にも入浴したい。航空券はネット購入、4月27日(金)出発24,000円でゲット、3泊4日の日程とした。 初日の宿は、ネットで日本語ができるスタッフが居るという東萊温泉「泉一温泉(チョニルオンチョン)」に予約。45,000ウォン(日本円で約3,465円)翌日は釜山駅に戻り、鉄道で昌原(チャンウォン)まで75分、そこでバスに乗り換えて20分で馬金山温泉(マグムサン)へ行く。3日目は、タクシーで霊山温泉、釜谷温泉に立ち寄りながら、釜山市内のホテルに宿泊の予定。帰国の便は、8時00分出発、6時00分集合であわただしい帰国時間だ。

 JAL969便の成田発は、時間帯が混雑してしばらく待たされ、20分ほど遅れて釜山空港に着く。到着口にはタクシーの客引きに声をかけられる。観光案内所で聞くと東萊温泉まで3~35,000ウォンらしいので結局、朴振寛(パクチンクァン)氏に30,000ウォンで任せることにした。途中渋滞があったが40分ほどで到着。東萊温泉の泉一温泉(チョニルオンチョン)では、この時間帯日本語がわかるスタッフがいなくて対応が素っ気ない。宿泊料は先払いで45,000ウォンを支払い710号室のルームキーを受け取る。オンドル部屋で床が暖かくなかったので711号室に変更。浴室は広く湯船はタイル造り。1・5×2m×深さ55センチ位。泉質は口に含んでみると無味無臭、だが過去に入浴した人の話では食塩の味がするというので食塩泉か?オンドル部屋は板張りの10畳ほどの広さか?薄い布団に布団カバーのような掛け布団、丸い2個の枕、扇風機、非常用梯子、ミネラルウオーターが2本入っている冷蔵庫がある。オンドルが熱すぎて窓を開けて寝たら風邪を引いたという声を聞いたので要注意だ。しばらく日本のBS2チャンネルを見て過ごす。1階に併設して日帰り入浴施設「泉一湯」があり、宿泊者は無料で利用できる。明日は1泊2日で朴さんの車で3カ所の温泉巡りと観光を任せて30,000円で頼んだ。
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泉一温泉(チョニルオンチョン)

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泉一温泉(チョニルオンチョン)フロント、隣接して1階に日帰り入浴施設がある

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オンドル部屋

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部屋に吊り下げられる非常梯子だが、使い方が解らない・・・


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部屋の浴室と浴槽(天然温泉)

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部屋から見える東萊温泉の街

 4月28日、朝6時に散策にでる。ホテルの近くに足湯の公園があったが、ロープがかかっていて使われていないようだ。虚心聽をと通りすぎて地下鉄温泉場駅へ。大通りから駅へ右折する小道には、温泉マークの着いた旅荘やホテルが建ち並び、「宮殿荘」と日本語の宿名もあった。温泉場駅の名の切符を購入したかったが、自動販売機で買い方がわからずにあきらめた。しばらく地下鉄のガード下に続く遊歩道を歩く。200m毎に遊歩道からあがる階段がある。駅前の大通りの対面のビル「HINA798」の一階外に石造りの「東萊(トンネ)温泉丼紀年碑」があった。
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近くにあった足湯公園

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地下鉄の温泉場駅

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地下鉄に沿って遊歩道が完備されている

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駅の大通りの対面にある石造りの「トンネ温泉丼紀年碑」

 戻って虚心庁の隣あたりにふぐちりの店で有名な「クムスポックク温泉場店」で「ポックク」セットを食べる。12,000ウォン。ウェイトレス嬢は、忙しい時間帯を過ごし一息着いたのか、客に見えるところで堂々とお水かお茶を飲んでいた。日本との文化の違いの一端か?
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ふぐちりの店で有名な「クムスポックク温泉場店」

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店内

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「ポックク」セットを食べる

虚心庁を左折すると高級ホテルの「ホテル農心」、そこでトイレを借り、パンフレットをもらう。トイレの紙の設置が日本と逆なのに気づく。
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「ホテル農心」

 さらに西へ歩くと日本統治時代に韓国にすむ日本人で釜山財閥迫間(ハザマ)房太郎が1920年代に造った「東萊別荘」を訪ねる。現在は豪華な韓定食を食べさせる食堂になっている。敷地がとても広く二階建て日本家屋に何かほっとさせる。
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日本人が1920年代に造った「東萊別荘」入り口

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今は、豪華な韓定食を出す食堂になっている「東萊別荘」

 虚心庁(ホシムチョン)に入浴のために入館。4つのホテルに繋がった日帰り入浴施設で40の浴槽があり、同時に3,000人が入浴できるという。一階のロビーは吹き抜けで明るくレストランやパン・菓子店が並んでいる。5階フロアで入浴券(10,000ウォン)を購入。   裸で男女別浴室は広く大変豪華なのに驚く。打たせ湯、ジェットバス、寝湯、ローズ湯、牛乳風呂などいくつもの浴槽があり、右手にだれも入浴していない古代檜造りの湯船に足を入れようとしたら熱い!45度の温度設定になっている。1分我慢するのも大変。中央のドーム内側の装飾が見事だ。日本でいう漆喰造りのようで東萊温泉の由来を絵で描いたものか?ただじっとよく見ると同じ絵柄を8枚つなげたものだとわかる。中二階にはサウナが2ヶ所ある。平日の土・休日の入浴料は高めで平日は8,000ウォン。韓国人は朝風呂が好んでいるようで8時以前の入浴料は、2,000ウォンそれぞれ安く設定されている。東萊温泉は、釜山の北西約50kmにある金井山(標高800m)の麓にある韓国で最古の温泉。7世紀の新羅王朝時代にすでに「慶州の王侯たちが東萊地方に下ってきて入浴した」と文献に残る。「昔、足の悪い老婆が住んでいた村の田圃に、鶴が一羽飛んできて足を引きずりながら動き回っていた。やがてひとところにじっとして3日目には足が治って飛び去った。老婆はそれを真似て足を湯につけてみると痛みがすっかり消えていた」また、鹿が出て・・という伝説もある。虚心庁の由来の絵のそれである。泉質は45~56度の弱アルカリ性食塩泉。神経痛、中風、切り傷、便秘症、痔疾、消化器病などの効能。
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虚心庁

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虚心庁の豪華の雰囲気の1階フロア

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虚心庁の3階フロアフロント

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昔の東萊(トンネ)共同浴場

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虚心庁大浴場(パンフレットから)

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虚心庁大浴場(パンフレットから)

 9時に朴さんが迎えにきた。まずは10km北にある釜山で有名な新羅時代の高僧義湘大師が西暦678年に創建したといわれる梵魚寺(ボモサ)に行く。の南門の麓に金剛公園があり、金井山城に登るハイキングの人々と相まって相当な賑わいだ。門の一部が放火によって消失し工事中の場所もあり残念。右から迂回して本殿・大雄殿などを見て回る。大雄殿の左にある三層石塔だけが新羅時代のものという。いずれの堂も参拝者やお坊さんの真剣な読経の様子が見られ、日本とはちょっと違いを感じる。
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梵魚寺(ボモサ)山門

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梵魚寺の観音殿

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梵魚寺の大雄殿

 高速自動車道に乗り、釜山経由で西方、馬金山(マグムサン)へ向かう。私は眠くなって1時間ほど助手席で居眠りを許してもらう。天馬山(320m)と馬金山(260m)の麓に馬金山温泉がある。発見伝説がいくつかある。「昔このあたりに天馬がいて、その馬がたくさんの馬を引き寄せ、遊び疲れると近くに流れる洛東川に他の馬を連れてきて水を飲ませ、天に帰って行った。馬金山には今でもそのときの天馬の足跡が残っている」という。15世紀に編纂された「東国興地勝覧」の記述に「朝鮮王朝初期(約500~600年前)の大宋時代、馬金山渓谷で薬水が湧きだし付近の人はその水で沐浴や飲用で利用していた。やがてその水が皮膚病や神経痛に効くことが判り、全国から大勢の患者が押し寄せた。やってきた人たちが勝手に寝たり、物乞いをしたりして村人の多くの迷惑をかけたので、村人は大きな石でこの薬水を覆ってしまった。その後温泉の話は忘れられ、1900年初頭の日本統治時代に馬金山付近に至る道路ができた頃、馬山市に住む日本人医師・徳永吾一氏が伝説を頼りに温泉の調査を開始。1918~1920年にかけてボーリングを行い1924年揚水に成功。山荘を建てて営業を始めた。これが馬金山温泉発展の起源だ。(韓国温泉の意味・情報センター刊・著者:藤木憲幸・1987年)又、「もう100年前、温水は悪魔の水といわれていた。当時皮膚病で苦しんでいたある老婆が『どうせ治らないなら、いつか死ぬことには変わりがないのだから、せめて楽になって死のう』そう言って悪魔の水に入っていった。ところが死ぬどころかいつも泣かされていた皮膚病がすっかり治っていた。その話を聞きつけた日本人がいた。彼は温泉を掘り、小屋を建てて治療所を作って、多くの人の病気を治して大金を得て日本へ帰っていった」いずれにしても諸病の改善に絶大の効果を得たことは確かだ。
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馬金山温泉

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馬金山温泉

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馬金山温泉

 さて初期の温泉宿営業をはじめたという1987年当時にあったという平屋木造建築の「馬金山荘」を探した。真新しい温泉ホテルが立ち並ぶ地域に車を止め、朴さんに「馬金山荘」の写真を見せながら、今どこにあるのかを聞いてもらった。行政によって観光地振興の目的で造られた足湯のおばさん、露天で薬草などを販売しているおじさん、最後に聞いたザムホテルのオーナーに聞いてようやく判った。「馬金山荘」はすでに無く新築になった「天馬山荘」の隣で30年前(1982年頃)に取り壊され日帰り入浴施設といて新築された。持参した古い資料の写真は1,987年頃の写真なので、20数年前の間違いか。1,990年頃に取り壊されたのだろうか。今も同じ名前で入浴施設として営業している。
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持参した1987年頃の木造建築「馬金山荘」

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20数年前に新築なった「馬金山荘」、今は日帰り入浴施設

 隣接した「天馬山荘」を訪ねた。10年前に改装したという内外装は真新しい。40年前に建てられた建物だという。ということは古い写真の建物の建築は、1972年ということか。馬金山温泉は、55度の鉄分・マンガンを含む弱アルカリ性食塩泉で胃腸病などの消化器病、皮膚病、糖尿病、肥満、慢性気管支炎、咽頭症、腰痛、坐骨神経痛、潜水病などに効能あり。温泉旅館・ホテルは約40軒あり、主要な宿は敷地内からの湯を引いているという。昔からここの湯は「杖を捨てて帰る馬金山」といわれた。天馬山荘で入浴料5,000ウォンを支払って入浴する。浴室の奥には15×2~2.5mの湯船を高・低温の2ヶ所に仕切っている。高めに湯船の壁に1930年代の平屋木造建ての天馬山荘の写真を展示している。露天風呂はガラス天窓付きでなかなかハイカラな雰囲気だ。
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10年前にリニューアルした「天馬山荘」

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「天馬山荘」の1972年頃の写真

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「天馬山荘」のロビー

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「天馬山荘」のオンドル部屋

 浴後、露店のある通りの一角にあるテント造りの食堂で豆腐とチャンチェコクス(そーめん)を食べた。朴さんは牛の血の塊が入ったセンジコクスを選んだ。足湯に朴さんが入るというのでしばらく待った。足湯の形が韓国語で足湯の字の形なのだろうか。
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馬金山温泉の足湯

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馬金山温泉の足湯

エッセイ「温泉夜話」 http://www.a-spa.co.jp/yawa/index.htm

温泉巡浴紀行http://www.a-spa.co.jp/junyoku/index.html

旧街道をあるく旅 http://aaspa.web.fc2.com/index-tabi.html
温泉グッズ 譲ります、譲ってください。http://www.a-spa.co.jp/mania/index.html




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コンブ

nice!&ご訪問ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
by コンブ (2012-05-08 07:29) 

ちゃーちゃん

こんにちは‼
素晴らしい所ですね・・・韓国は行って見たい所ですが、私の病気の事を考えると海外には到底無理です( ̄~ ̄;)
韓国料理は大好きで行って見たいですね・・・
by ちゃーちゃん (2012-05-09 14:32) 

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