第8回甲州街道を歩く 勝沼宿~石和宿~柳町(甲府)宿 2012.2.19 [旧街道を歩く]
第8回甲州街道を歩く 勝沼宿~石和宿~柳町(甲府)宿 2012.2.19

甲斐善光寺本堂内部に掲げられた額
前回のJR勝沼ぶどう郷駅から旧甲州街道の国道411号線に戻ったのが、7時25分。とても寒くマフラーに手袋で防寒対策万全のいでたち。零下1度くらいか快晴だが、風も冷たい。出発地すぐ左手に史跡勝沼氏館駐車場、すぐ南側一体が館だったのか。勝沼氏は武田信虎の弟、勝沼五郎信朝のこと。しばらくすると右手に勝沼宿本陣跡、本陣槍掛け松、対面に旧家の建物や蔵が立ち並び、宿場の名残か。洋風建築の旧田中銀行博物館(国登録文化財)に出る。明治30年代初めに勝沼郵便電信局舎として建設、大正9年に山梨田中銀行社屋として改修。閉館中なので裏手に回って見てみる。屋根には田中の印が記された鬼瓦がある。右手に勝沼小学校、明治9年に造られた藤村式祝学校があったが昭和30年代に取り壊された。当時一斉を風靡した洋風建築の学校だった。

史跡勝沼氏館

勝沼本陣跡

勝沼宿の名残か

旧田中銀行博物館

田中刻の鬼瓦

勝沼小学校・藤村式祝学校跡
7時54分、左手に大きくカーブして、「等々力」信号。右手に行くと大菩薩ライン、塩山、西沢渓谷方面。ずっと観光ぶどう園が続くが、中には廃園しているような園もある。下り坂が続いたので、足の脛が痛み出した。ローソン向かいに小屋掛け地蔵尊。

食事をとったローソン向かいにある小屋掛け地蔵尊
8時20分、栗原宿の大宮五社権現の鳥居、奥に行くと本殿。歌舞伎造りで社殿の前板が舞台になる建て方で、江戸時代に甲府に行く役者はここで芝居をした。今でも年に一度歌舞伎が演じられる。左手に日川に沿って歩いていたが、川沿いの道に入り8時54分、日川橋を渡り笛吹市に入る。日川の対岸を歩き10分後には笛吹橋を渡る。このあたりは石和温泉の東入り口になる。すぐ左折して松並木を見ながら歩く。

栗原宿の大宮五社権現

日川橋を渡る

笛吹橋を渡ってすぐ左折すると松並木
9時15分、川のたもとに笛吹権三郎像が建つ公園を通過。すぐ左手から鵜飼橋から来た道と合流する。このあたりが石和宿か。鵜飼山遠妙寺境内に行ってみる。謡曲「鵜飼」発祥の地だそうで山門は250年、仁王門は寛政元年(1789年)再建で223年、本堂は1870年に移築されたものだが、使われた建築材は300年以上たつと住職に聞いた。仁王門の礎石と柱の接点が3センチほど色が異なり、ずれていることがわかる。これは先の地震でずれたもの。明治40年の台風で近所の方々が本堂に逃れて500人が助かったという。すぐ先に、願生稲荷大明神。

川のたもとに笛吹権三郎像

鵜飼山遠妙寺仁王門

鵜飼山遠妙寺本堂

仁王門の礎石と柱がずれていた

願生稲荷大明神
9時52分、石和宿本陣跡(後藤甚兵衛宅跡)に着いたが、碑と蔵が奥に残るだけだ。明治13年(1880年)の大火で消失したもの。八幡神社から石和温泉駅前を通過。仕事で10時から受付の東京スカイツリーの団体予約をローソンでファックス送信をして、無事予約完了。

石和宿本陣跡

八幡神社
この先の小川橋を渡って甲府市へ入る。左手にあるマンション「サンゴーレ甲運」玄関前に温泉が湧出している。流石に湧出量を誇っている石和温泉だ。「甲運小」バス停前に古い小仏像群がある。このあたりは「和戸町」、平安時代から栄えた集落の地名だという。10時40分、「横根跨線橋南」信号角にあるジョナサンで早めの昼食をとる。ここまで歩く途中の店は、ほとんどが11時からの営業だった。足の脛も痛いのでゆっくり50分休む。歩きを再開してすぐ、身延山58世住職に書かれた大きな「南妙法蓮華経」石碑と小仏群。

マンション「サンゴーレ甲運」玄関前に温泉が・・・

小仏群


「南妙法蓮華経」石碑と小仏群
山梨学院大学前、JR酒折駅前を通過し、右手に折れ踏切を渡ると酒折宮。参拝後、旧道に戻らずに甲斐善光寺へ向かう。民家の屋根の間から、善光寺の雄姿が見える。これまで観光バスで昇仙峡からの帰りに善光寺に立ち寄っていたが、本堂の前にある駐車場につけていたので、南側の参道からJR中央線のガードをくぐって山門を通っていくのは初めてだ。晴天ですばらしい眺めだ。甲斐善光寺は武田信玄が川中島の合戦で信濃善光寺の消失を恐れ永禄元年(1558年)御本尊善光寺如来などが移された。その後武田家滅亡により慶長3年(1598年)に信濃善光寺にご本尊が戻された。甲斐では新たに前立仏をご本尊として安置しているという。山門・本殿は寛政8年(1,796年)の再建。旧道に戻る途中のJRガード下に養照寺の地蔵尊あり。


酒折宮

甲斐善光寺山門

甲斐善光寺本堂

本堂内に飾られる額

JRガード下に養照寺の地蔵尊
信号「善光寺入り口」に戻り右折。繭糸問屋を営んでいた明治後期の建築の商家「石川家住宅」前を通過。住んでいるらしく見学はできないようだ。突き当りを左折、旧道はクランク状の道だったのか。
左手に各地の金山堀削の辣腕を振るった大久保長安の墓がある尊躰寺に立ち寄る。甲州街道の整備にも力を尽くしたという。

明治後期の建築の商家「石川家住宅

尊躰寺
甲府城跡(舞鶴城公園)へ向かう途中、創業20年、昭和40年(1965年)温泉湧出し、温泉のあるシティホテルとして知られる「談露館」で入浴(入浴料1,050円)した。源泉が46度の天然掛け流しの温泉で、かつて「甲府温泉・源泉のあるシテイホテル談露館」(2009年8月31日)を取材したときに入浴したことがある。
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2009-08-31
甲府城跡(舞鶴城公園)鍛冶曲輪門(かじくるわもん)から城内へ入る。坂下門から天守曲輪、稲荷門、稲荷櫓から本丸へと散策する。本丸からの四方の展望はすばらしい。武田家滅亡後、甲斐の国は織田信長の領地、その後徳川家康の支配下に置かれた。築城は秀吉の命により、甥の羽柴秀勝と加藤光泰らによって始められた。城は享保12年(1727年)の大火で消失、明治5年に廃城となり、明治10年に取り壊された。明治37年(1904年)に舞鶴公園として開放され、毎年4月第一週末には日本最大級の武者行列が行われる「信玄公まつり」が行われる。

鍛冶曲輪門



甲府城跡
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甲斐善光寺本堂内部に掲げられた額
前回のJR勝沼ぶどう郷駅から旧甲州街道の国道411号線に戻ったのが、7時25分。とても寒くマフラーに手袋で防寒対策万全のいでたち。零下1度くらいか快晴だが、風も冷たい。出発地すぐ左手に史跡勝沼氏館駐車場、すぐ南側一体が館だったのか。勝沼氏は武田信虎の弟、勝沼五郎信朝のこと。しばらくすると右手に勝沼宿本陣跡、本陣槍掛け松、対面に旧家の建物や蔵が立ち並び、宿場の名残か。洋風建築の旧田中銀行博物館(国登録文化財)に出る。明治30年代初めに勝沼郵便電信局舎として建設、大正9年に山梨田中銀行社屋として改修。閉館中なので裏手に回って見てみる。屋根には田中の印が記された鬼瓦がある。右手に勝沼小学校、明治9年に造られた藤村式祝学校があったが昭和30年代に取り壊された。当時一斉を風靡した洋風建築の学校だった。

史跡勝沼氏館

勝沼本陣跡

勝沼宿の名残か

旧田中銀行博物館

田中刻の鬼瓦

勝沼小学校・藤村式祝学校跡
7時54分、左手に大きくカーブして、「等々力」信号。右手に行くと大菩薩ライン、塩山、西沢渓谷方面。ずっと観光ぶどう園が続くが、中には廃園しているような園もある。下り坂が続いたので、足の脛が痛み出した。ローソン向かいに小屋掛け地蔵尊。

食事をとったローソン向かいにある小屋掛け地蔵尊
8時20分、栗原宿の大宮五社権現の鳥居、奥に行くと本殿。歌舞伎造りで社殿の前板が舞台になる建て方で、江戸時代に甲府に行く役者はここで芝居をした。今でも年に一度歌舞伎が演じられる。左手に日川に沿って歩いていたが、川沿いの道に入り8時54分、日川橋を渡り笛吹市に入る。日川の対岸を歩き10分後には笛吹橋を渡る。このあたりは石和温泉の東入り口になる。すぐ左折して松並木を見ながら歩く。

栗原宿の大宮五社権現

日川橋を渡る

笛吹橋を渡ってすぐ左折すると松並木
9時15分、川のたもとに笛吹権三郎像が建つ公園を通過。すぐ左手から鵜飼橋から来た道と合流する。このあたりが石和宿か。鵜飼山遠妙寺境内に行ってみる。謡曲「鵜飼」発祥の地だそうで山門は250年、仁王門は寛政元年(1789年)再建で223年、本堂は1870年に移築されたものだが、使われた建築材は300年以上たつと住職に聞いた。仁王門の礎石と柱の接点が3センチほど色が異なり、ずれていることがわかる。これは先の地震でずれたもの。明治40年の台風で近所の方々が本堂に逃れて500人が助かったという。すぐ先に、願生稲荷大明神。

川のたもとに笛吹権三郎像

鵜飼山遠妙寺仁王門

鵜飼山遠妙寺本堂

仁王門の礎石と柱がずれていた

願生稲荷大明神
9時52分、石和宿本陣跡(後藤甚兵衛宅跡)に着いたが、碑と蔵が奥に残るだけだ。明治13年(1880年)の大火で消失したもの。八幡神社から石和温泉駅前を通過。仕事で10時から受付の東京スカイツリーの団体予約をローソンでファックス送信をして、無事予約完了。

石和宿本陣跡

八幡神社
この先の小川橋を渡って甲府市へ入る。左手にあるマンション「サンゴーレ甲運」玄関前に温泉が湧出している。流石に湧出量を誇っている石和温泉だ。「甲運小」バス停前に古い小仏像群がある。このあたりは「和戸町」、平安時代から栄えた集落の地名だという。10時40分、「横根跨線橋南」信号角にあるジョナサンで早めの昼食をとる。ここまで歩く途中の店は、ほとんどが11時からの営業だった。足の脛も痛いのでゆっくり50分休む。歩きを再開してすぐ、身延山58世住職に書かれた大きな「南妙法蓮華経」石碑と小仏群。

マンション「サンゴーレ甲運」玄関前に温泉が・・・

小仏群


「南妙法蓮華経」石碑と小仏群
山梨学院大学前、JR酒折駅前を通過し、右手に折れ踏切を渡ると酒折宮。参拝後、旧道に戻らずに甲斐善光寺へ向かう。民家の屋根の間から、善光寺の雄姿が見える。これまで観光バスで昇仙峡からの帰りに善光寺に立ち寄っていたが、本堂の前にある駐車場につけていたので、南側の参道からJR中央線のガードをくぐって山門を通っていくのは初めてだ。晴天ですばらしい眺めだ。甲斐善光寺は武田信玄が川中島の合戦で信濃善光寺の消失を恐れ永禄元年(1558年)御本尊善光寺如来などが移された。その後武田家滅亡により慶長3年(1598年)に信濃善光寺にご本尊が戻された。甲斐では新たに前立仏をご本尊として安置しているという。山門・本殿は寛政8年(1,796年)の再建。旧道に戻る途中のJRガード下に養照寺の地蔵尊あり。


酒折宮

甲斐善光寺山門

甲斐善光寺本堂

本堂内に飾られる額

JRガード下に養照寺の地蔵尊
信号「善光寺入り口」に戻り右折。繭糸問屋を営んでいた明治後期の建築の商家「石川家住宅」前を通過。住んでいるらしく見学はできないようだ。突き当りを左折、旧道はクランク状の道だったのか。
左手に各地の金山堀削の辣腕を振るった大久保長安の墓がある尊躰寺に立ち寄る。甲州街道の整備にも力を尽くしたという。

明治後期の建築の商家「石川家住宅

尊躰寺
甲府城跡(舞鶴城公園)へ向かう途中、創業20年、昭和40年(1965年)温泉湧出し、温泉のあるシティホテルとして知られる「談露館」で入浴(入浴料1,050円)した。源泉が46度の天然掛け流しの温泉で、かつて「甲府温泉・源泉のあるシテイホテル談露館」(2009年8月31日)を取材したときに入浴したことがある。
http://hide-tabi.blog.so-net.ne.jp/2009-08-31
甲府城跡(舞鶴城公園)鍛冶曲輪門(かじくるわもん)から城内へ入る。坂下門から天守曲輪、稲荷門、稲荷櫓から本丸へと散策する。本丸からの四方の展望はすばらしい。武田家滅亡後、甲斐の国は織田信長の領地、その後徳川家康の支配下に置かれた。築城は秀吉の命により、甥の羽柴秀勝と加藤光泰らによって始められた。城は享保12年(1727年)の大火で消失、明治5年に廃城となり、明治10年に取り壊された。明治37年(1904年)に舞鶴公園として開放され、毎年4月第一週末には日本最大級の武者行列が行われる「信玄公まつり」が行われる。

鍛冶曲輪門



甲府城跡
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甲州の善光寺ですか。あちこちにあるんですね。
by さきしなのてるりん (2012-02-25 14:27)
ご訪問&nice!をありがとうございます。
by A・ラファエル (2012-02-25 21:28)
行ったことはなくても名前だけはみんな知ってるここが善光寺ですか。
さすがに立派な山門に本堂ですね。^^
by がり (2012-02-26 12:05)
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by トリーバーチ 店舗 (2012-03-17 15:34)
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