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奥の細道を歩く 第49回 福井~武生~今庄、敦賀  2010・3・20~22 その1 [奥の細道を歩く]

第49回奥の細道を歩く 福井~武生~今庄、敦賀  2010・3・20~22 その1
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今庄宿に残る旧商家「堀口酒造」

 年末に前立腺肥大症・膀胱頚部硬化症の手術をして、しばらく動けなかったので、4ヶ月ぶりの奥の細道歩きとなった。2010年3月19日(金)から3泊4日(夜行1泊)で出かけた。当初は旧友が車で送迎してあげるよなんて言っていたので、往復の交通機関を当てにしていたのに、3日前になって、出られないと言うので、慌てて夜行バスの手配をした。ようやく八王子から金沢駅経由、終点加賀温泉駅行きの切符がとれた。

 JR加賀温泉駅前に着いたのが、3月20日(土)7時05分、特急で乗り継いで福井駅着は8時10分。4ヶ月前の到着地点だ。天候は快晴。東口を出てすぐに左折し、泉橋をわたり国道229号線沿いに歩く。本田四つ辻に長慶寺。8寺35分、左手に木田荒町一里塚、福井市内に4ヶ所の一里塚があるという。奥には世直し神社があり、念入りに参拝した。
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木田荒町一里塚跡

じきりっぱな山門に惹かれて立ち止まった専照寺。山門には「鹿苑山」の大きな額が・・・。9時03分、花堂(はなんどう)を通過。25分後、福井県最南の一里塚「荒井一里塚」を通過。
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荒井一里塚跡

5分後、親鸞上人旧跡の石像が立つ。40分後、屋根付きの6地蔵に出会う。「上今市」バス停前だ。右手には城山が見える。西行法師の和歌で有名な朝六川にかかる「朝六橋」に突き当たる。何度も通行人に聞いてようやくたどり着いた。西行の「越に来て 富士とはいはん 魚原の 文殊だけの雪のあけぼの」芭蕉の「朝六や 月見の旅の 明けじゃなれ」私も2句「朝六や 病後の歩きに 古紅梅」「病(やまい)えて 春爛漫や なおいとし」
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芭蕉が訪ねた「朝六橋」

10時20分、泰燈大師生誕地に着く。三十三カ所観世音菩薩の一つだ。大師堂に参拝。5千坪の敷地という。
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泰燈大師生誕地

「西縦貫線」を間違えて直進し、10時40分にレストラン「千阿木」で昼食。トンカツ定食650円。トンカツの他に煮物、おからが付く。ここでご主人や女将さんとの話で道を間違えたことに気が付く。
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昼食「千阿木」でとんかつ定食

朝水川の手前で右折し、「神明橋」を渡り旧北陸街道へ戻り、鯖江市に入る。近松門左衛門の生誕地だそうな。福井鉄道福武線「神明駅」の東側にある「三六温泉神明苑」で入浴する。入浴料500円。浴室はタイル張りで男性用は内風呂のみ。1リットル中にナトリウム115・03、カルシウム41・21、マグネシウム4・90ミリグラム、クロールイオン136・33、硫酸83。99、ヒドロ炭酸225・98ミリグラムの27・8度単純泉。無色透明無臭。浴槽は4×4.5m。30分で出る。
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「三六温泉神明苑」

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男性用浴室

午後からは風が強い。だが気温が高く23度まであがる。「風温し 子等のかけ声 心地よし」鯖江市役所を通過し、「西山公園」を右手に歩く。西山公園は、江戸後期幕府の老中職を勤めた鯖江藩第七代藩主間部(まなべ)詮勝(あきかつ)公が自ら鋤や鍬を持って造った「嚮陽渓(きょうようけい」という大規模な庭園を造ったのが始まり。4月から千本の桜、4万3千株のつつじで有名で、日本の歴史公園100選」に選ばれた。
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西山公園

桜町で左折、突き当たりを左折し、13時30分、日野川の袂にでる。「白鬼女観世音菩薩」の祠がある。ここは三国湊へ物資を運搬する重要な船着き場であった。橋がよく流され、旅人の安全を祈って建立された。
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「白鬼女観世音菩薩」の祠

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橋の欄干の彫り物絵

いよいよ薫風強く、両手を広げて体いっぱい風を受けたいと自然にそうした仕草になる。健康ならではの心地よさと実感・・・・。気温が上がる度に厚手のジャンパー、薄手のセーター、長ズボン下、足首健康サポーターを次々と脱いでいく。足が痛くなり、ホテルの迎えのバス時間である南条駅に15時40分には間に合いそうもなく、JR武生駅から列車移動にする。。明後日の東京行き特急、新幹線の切符を購入するが指定席は満席で取れない。15時29分発の敦賀行きの便に乗車し、南条駅へ。武生で地酒「本醸造花垣」とつまみに「うに昆布」を買い込み、列車内でちびちび・・・。
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地酒と名産でちびり・・・

 本日泊まる宿「花はす温泉 そまやま」は、7月~8月にかけて世界の花はす108種類が咲き誇る「花はす公園」の一角にある。南条駅からは車で10分。今日は三連休の初日、日帰り入浴者で盛況だ。2年前に武生市の経営から第三セクターに替わった。建物は市から貸与され、独立採算性だ。この地区は蓮の生産が日本一で、年間20万本を越す。昭和51年から生産が始まり、7月初旬から8月にかけて、蓮池はピンク色に染まる。花はすは、茎・葉・根・花とすべてが薬用になり、中国では不老長寿の薬」として楊貴妃も蓮茶を愛飲していた。宿でも食膳に蓮の食材を利用している。宿泊料金は、和室8畳+縁側2畳バストイレ付、2名1部屋で@11,500円、ルームチャージが1,500円増し。料金の割には、設備、料理、サービスは非常によいと思う。
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はな蓮公園

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「花はす温泉 そまやま」

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ロビー

 夕食膳は6時30分から、一階のレストランの個室食事処でいただいた。蓮ワインの食前酒、先付は、ゼンマイ・ほたるいか・蓮実の甘露煮・三色だんご、煮物は蕗・竹の子・里芋・たこ、天ぷらはわかさぎ・エビ・レンコン・蕗の薹、若草色の蓮うどん(蓮の葉の粉末で作った)、大きい鯛の甲焼き、お造りは鯛・甘エビ・ブリ、磯鍋、桜もち、ご飯・お吸物・香の物にデザートにイチゴと桜もち。前田板長は地元の食材をいかしたお料理を手がけているようだ。
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夕食膳、蓮の食材を使ったものも

 お風呂は1階フロアの奥になり、途中の廊下は内山正人氏の蓮をモチーフにした油絵と矢木篤氏の絵のギャラリーとなっている。どちらも学校の先生だ。男性用の浴室は、10×3mの加温・循環・塩素殺菌の26度の単純泉。蓮の湯もあり、蓮の葉と茎を蒸熱して成分を注出して湯に混入した湯だ。蓮の産地ならではのアイデァ。露天風呂は中央に岩を配したもので寝湯と露天風呂、強風にあおられた小枝が漂っている。
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内風呂

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露天風呂

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廊下に展示されている油絵

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売店には名産はすの関連ものも

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蓮台も販売

 フロントで明日の予定を相談する。フロントの高木さんと途中から谷口支配人にもきていただいた。交通の便が心配な木の芽峠が歩けるかが焦点だった。南今庄駅からの旧道は、交通の便がないことから、緊急時には、ホテルに電話するから、谷口さん助けてくださいよ。支配人は「峠周辺は携帯電話の圏外地域がありますので、助けに行けないかも・・・」と冗談も。結局、支配人が木の芽峠周辺のスキー場支配人から聞いた情報「頂上付近はまだ雪が残り、カンジキがなければ無理だよ」との話にがっくり。国道365号線(旧北国街道)で敦賀まで行くしかないか。
                  
翌3月21日(日)は低気圧が北上し、じきに天気が回復するとはいえ、今日は雨模様。7時に食事を済ませ、支配人に南条駅まで送っていただく。昨日の武生駅まで戻り、南下する。どこまで歩けるか?8時から歩き始める。フード付上下の雨合羽を着込む。風が強いので傘はあきらめた。9時、王子保駅前通過。側道にはつくしんぼが群落している。「保護色も 群れては目立つ つくしんぼ」10時南条駅着、駅舎で休憩をする。10分で右手に「鴬の関跡」石碑あり。
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「鴬の関跡」石碑

湯尾(ゆのお)を過ぎ、11時10分突然あられが降ってきた。直径3ミリほどの純白の玉だ。アスファルトにぶち当たり、四方八方に飛び散っていく。蜘蛛の巣をケチらすようだ。5分ほどでやんだ。7分後に今後は日が射した。春嵐、何でもありか?    11時40分、下今庄のJAにある「蕎麦屋「おばちゃんの店 ほっと今庄」で芽株入りからし蕎麦を賞味する。石臼で自社製粉したもので、コシがあり、美味。そば湯は濃厚だ。
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おろし蕎麦

今庄宿に入る。旧家屋が残り、町の文化財に指定されている。江戸後期に建てられた京藤甚五郎家、梅肉販売の高野由平家など本陣跡も整備されている。町並み保存の努力がされているのか、変わった形の瓦を展示している家もあった。JR今庄駅から西への交通機関がなく、やむなく一旦12時39分発の敦賀行きの列車で移動する。つづきは次回で・・・。
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堀口酒造

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京藤甚五郎家

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今庄本陣跡

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変わった瓦を展示

第48回 奥の細道を歩く 大聖寺~天龍寺~永平寺~福井
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第47回 奥の細道を歩く 那谷寺~山中温泉~大聖寺
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