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奥の細道を歩く 第47回 那谷寺~山中温泉~大聖寺2009.10.17~19 [奥の細道を歩く]

第47回奥の細道を歩く 那谷寺~山中温泉~大聖寺2009.10.17~19
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山中温泉 鶴仙渓 こおろぎ橋

夜行ハイウエイバスでJR小松駅着6寺30分、バスが運休なのを確かめて、タクシーで那谷寺についたのが、7時25分。雨上がりの快晴。秋の花々の街道を歩く。「コスモスも アワダチもただ 咲きにけり」「残り柿 人の生きざま 重ねおり」8時23分、山代中学校前を通過、10分後「九谷焼窯跡展示館」九谷焼ルーツの地で、「吉田屋窯」の登窯跡が整備、保存されている。
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「九谷焼窯跡展示館」

 このあたりから、小雨がぱらぱら・・・。山代温泉総湯に。昭和46年築の「温泉浴殿」から今年8月2日に新しくなった。入り口に掛け湯槽、手前にぬるい浴槽で38.8度の単純温泉、奥には熱めの浴槽で63.2度のナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉。肌にぬるぬる感はない。
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山代温泉の共同浴場「総湯」

総湯を出ると大雨で驚いた。雨宿りに隣接する売店で、温泉玉子を食べる。味付けで65円。
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温泉玉子

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薬王院温泉寺

小雨の中、薬王院温泉寺を参拝してから、「はづちを茶店」で雨宿り。ここはNPO法人の運営で、山中温泉商店街の活性化のために様々な取り組みをしている。祭りやイベントの企画やサークル、教室などの会場の提供など。ここには山中温泉の和菓子屋製造の和菓子が交替で何種類も置かれて販売されている。地元醸造の銘酒も何種類も販売されている。4種類で600円利き酒セット飲んでみた。クリーム白玉ぜんざい700円も。雨宿りも大変な散財だ。ここの財源は、市や山中温泉組合などの支援の他に、個人の会員として月に五千円の会費からまかなっている。正社員3名の他にアルバイトでまかなっている。彼女らの写真を撮らせていただいた。「雨宿り 地酒試飲の 初紅葉」
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4種類で600円利き酒セット

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NPO法人「はづちを茶店」活性化に頑張る社員さんたち

 10時20分、小やみになったので、山中温泉へ出かける。11時10分、連如上人ゆかりの願誓寺前を通過、白山神社から山中温泉街に入る。
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連如上人ゆかりの願誓寺

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「桂清水」

「桂清水」からバスターミナルへ。ここにはロッカーがなく、近くの陶芸の「きぬや」に荷を預ける。ランチがおいしいとの評判の「けんさん亭」へ。メニューは、サバの味噌煮、身がプリプリ野海老フライ、エンドウと油揚げの煮物、ご飯味噌汁。美味で千円とは驚きだ。
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「けんさん亭」のランチ

さあ、これから大聖寺へというところでまた雨だ。仕方なく山中温泉の総湯に行くことに。山中温泉の共同浴場「総湯・菊の湯」は、男女別に棟が離れている。伝統芸能などに使用される「山中座」に並んで建つ「菊の湯」は女湯、向かいに建つ「菊の湯」は男湯。男湯の前には源泉がわき出ている。重厚な天平風の建物で、豪華な蒔の格天井、浴室の壁面は九谷焼タイル、吹き抜き天井に明るい天窓が・・・。入浴料420円を支払い浴室へ。48.2度のカルシウム・ナトリウムー硫酸塩泉、源泉掛け流しと循環の併用。湧出量は1分間に1474リットルと湯量豊富。5×8mの浴槽は深く臍の上まで湯が・・・。浴用は神経痛、リウマチ、胃腸病、外傷、皮膚病、疲労回復に効能あり、飲用は慢性胆嚢炎、胆石症、慢性便秘、肥満症、糖尿病、通風に効果があるといわれる。かつて、元禄時代に北前船の船頭衆が1年の疲れを癒すために、この温泉で湯治をした。その時に習い覚えた北海道の松前や江差の追分を湯の中で歌ったことから、山中節が生まれたという。
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山中温泉の総湯

 時々雨で大聖寺への歩きをあきらめ、先ほど荷を預けた「きくや」で荷を引き取り、芭蕉も歩いたという「鶴仙渓」を散策する。黒谷橋を渡り右折すると遊歩道がこおろぎ橋までに約1.3キロメートル、奇石、怪石、滝などが楽しめる。紅葉はまだ早くわずかに色めくのが確認できる程度だ。
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黒谷橋から見た鶴仙渓

渓流の北側には、いくつかのホテル建物群が乗り出すように見える。あやとり橋には、芭蕉の「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ」の句碑、こおろぎ橋を渡って80mほどの左手に「かがり火に 河鹿や波の 下むせび」の句碑。
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「かがり火に 河鹿や波の 下むせび」の句碑。

橋の袂にある蟋蟀楼の前には、芭蕉と同道した北枝の「子を抱いて 湯の月のぞく 猿かな」の句碑。
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こ北枝の「子を抱いて 湯の月のぞく 猿かな」の句碑。

おろぎ橋を戻って、さらに西へ行くと加賀藩の武家書院の手前の売店の「スモーク玉子」が気になり食べてみる。1日100個の限定品で、15時間蒸すのだという。平成16年に特許登録済みという。私の時間調整に1時間ほど店員さんにつきあっていただいた。
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「スモーク玉子」

 これからさらに20分歩いたところに今日の宿公共宿泊施設「ほくりく荘」がある。山中温泉でも再奥に位置している。和室10畳に一人で泊めていただいた。雨でなければ、いつもは暗くなるまで歩いていたので、今回は随分と足腰が楽だった。山中温泉は仕事で何度かきているが、歩いて回ったことはなかったので、すべて新鮮な感動を持つことができた。だから観光バスでの旅行はほんの一部しかみていなかったのだな・・・と実感した。
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ほくりく荘の大浴場

翌日、10月19日(月)は朝から快晴。朝食は7時30分にすませ、宿の車で医王寺まで送っていただいた。山中温泉は、1300年前僧行基が北陸行脚の折りに、夢枕にたった薬師如来のお告げにより発見、後の戦乱で一時荒廃したが建久年間(1190~1198年)能登の地頭・長谷部信連が鷹狩のおりに、白鷺が足を流れに浸して癒しているのを見て温泉を復興。芦間から掘り出した薬師如来像をまつる国分山医王寺を創建し、本尊守護のため12軒の湯舎を営んだ。
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医王寺参道

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医王寺

参道左側には包丁塚や文学碑が沢山建てられている。兼好法師「死は前より来たらず かねて後に追われり」など。本堂正面右手には芭蕉句碑「やまなかや 菊も・・・」
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 昨日歩いた「塚谷西」信号まで戻り、大聖寺方面へ左折する。菅原神社(9時08分)、黒瀬(9時38分)、JR北陸本線ガード(10時08分)を通過し、すぐ左折すると大聖寺駅前に出る。芭蕉は、山中温泉から曾良と分かれて、曾良は大正侍(大聖寺)の全昌寺に泊まった。大聖寺は加賀藩支藩の大聖寺藩の城下町として栄えたという。芭蕉の足取りは確かではないが、曾良の同じルートをたどったのではないかという。熊谷山全昌寺は、大聖寺城主山口玄蕃頭宗永公の菩提寺、五百羅漢で有名である。来月、駅から全昌寺を通って吉崎へ抜ける予定なので、今日はここまでとする。


第46回 奥の細道を歩く 金沢~小松~粟津
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第45回 奥の細道を歩く 高岡~倶利伽羅峠~金沢・東
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第44回 奥の細道を歩く 滑川~放生津八幡~高岡
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第43回 奥の細道を歩く 市振~魚津~滑川 
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第42回奥の細道を歩く 名立~糸魚川~親不知~市振
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第41回奥の細道を歩く 米山~鵜の浜温泉~直江津・高田~名立
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youzi

ゆっくりと落ち着ける、いい場所ですね。
by youzi (2009-10-23 22:14) 

kaoru

おはようございます。
ほっこり癒されて心落ち着ける
素敵なところですね。
by kaoru (2009-10-24 05:01) 

yakko

お早うございます。
那谷寺へは何回か行ったことがあります。
山中温泉にも一泊しました。どちらも良いところですね〜 (^。^)
by yakko (2009-10-24 09:13) 

ryon

九谷焼とお酒と温泉、そして芭蕉の句
いいなぁ・・
by ryon (2009-10-24 09:15) 

muzik

訪問いただき、ナイス頂戴いたしました
ひとまず御礼まで
by muzik (2009-10-24 09:30) 

侘び助

こんにちは お越し頂き有難うございました。中部では
湯快リゾートの旅企画で1泊7800円(バス代2000円+入湯税は別)
の旅に、同窓生3人で・・・山中温泉・粟津温泉行きました。
こおろぎ橋の名前懐かしいです。
by 侘び助 (2009-10-24 11:26) 

hide-m

皆さん お越しいただき、ありがとうございます。九谷焼と温泉と文学に親しむ・・・本当に良いところです。3日間くらいのんびり紅葉のいい時期に行きたいですね。
by hide-m (2009-10-24 17:23) 

abika

ご訪問~ありがとうございました^^
ステキなところですね♪
by abika (2009-10-25 15:32) 

ciscokid

ご訪問&nice有難うございました。
巡浴紀行ですか。楽しそうですね。
by ciscokid (2009-10-25 15:51) 

たろう

 ご訪問くださり ありがとうございました☆
 
 利き酒セット いいなぁ~(^^)

by たろう (2009-10-26 05:53) 

Taddy

山中温泉は落ち着いた感じで良いですね。
あと台湾の烏来の記事も読ませて頂きました。


by Taddy (2009-10-30 13:49) 

hide-m

たろうさん お酒はすきですか?日本各地の地酒は、その地の水とお米を使い造るので当然味は異なります。それが魅力です。
Taddy さん 台湾の記事もお読みいただき、感謝です。海外の温泉に興味がおありですか?

by hide-m (2009-10-30 19:11) 

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