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 奥の細道を歩く第44回 滑川~新湊(放生津)~高岡 2009年6月27~29日 [奥の細道を歩く]

第44回 奥の細道を歩く 滑川~新湊(放生津)~高岡 2009年6月27~29日
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富山港展望台

今回は「大人の休日倶楽部」JR東日本3日間乗り放題を利用しての奥の細道歩きだ。6月27日仕事を終えてから、上越新幹線・北陸本線を乗り継いで魚津へ。駅前のサンルート魚津に宿泊(素泊まり4,300円)。翌日6時21分発の特急で本日の宿泊地富山へ。重い荷を先にロッカーに預けてしまおうというのだ。それから、前回の到着点滑川へ。6時40分から県道1号に沿って歩き始める。富山まで約17km。磯原神社に立ち寄り、芭蕉句碑「しばらくは 花の上なる 月夜かな」安政2年(1855年)如青ら4名が発起人。
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芭蕉句碑

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「大岩道」しるべ

右手は日本海で高さ2.5mほどの海の堤防がしばらく続く。富山市に入り、すぐ右手に江戸後期の築造の一里塚が北側のみ残っている。
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一里塚

8時、白岩川の浦の橋を渡る。「水橋温泉ごくらくの湯」の看板が・・・。尋ねると最近湧出した温泉という。常願寺川にかかる大きな橋「今川橋」を渡るが、河口側には釣り人がいっぱい。河川では大きな魚が悠々と泳ぐ姿が橋の上から見える。浜黒崎の松並木(かつては東岩瀬から浜黒崎にかけての8kmに及んだ)がわずかに数本残る。キャンプ場の対面にコンクリ造小屋の祠に石地蔵が安置。「キャンプ村 わずかに残る 松並木」
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浜黒崎の松並木(今はわずかに数本のみ残る)

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石地蔵

しばらく田圃が続き、烏と雉が集っている。珍しいことではないようだ。「雉烏 青田に集い 何をかや」

9時25分、トヤマライトレール岩瀬駅を左折。岩瀬は江戸時代末から明治にかけて北前船での交易が盛んで、回船問屋が隆盛を極めた。岩瀬カナル会館でつまみにシロエビの入ったかまぼこ「白えび家族」を立ち食いで賞味。
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金比羅神社の常夜灯をモチーフにした高さ25mの富山港展望台に100段の階段で登る。

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展望台から望む富山港

旧北国街道(大町新川町通り)の回船問屋「森家」を見学する。明治11年の建築で囲炉裏の間の木組みは重厚で美しい。土蔵の扉の彫り物が凄い。
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回船問屋「森家」

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囲炉裏の間、天井の梁や柱が美しい
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奥にある土蔵の扉の彫り物

千原崎を右折して415号線へ、神通川を渡る。突き当りの「四方荒屋」の先の左手に料理旅館「鯨温泉」、隣接して銭湯があった。二種類の源泉、茶褐色の炭酸鉄泉と無色透明のナトリウム塩化物泉がある。加熱・循環・塩素殺菌あり。内風呂の右奥が茶褐色浴槽、岩露天風呂は無色透明でしぶきが口に触れ塩味がする。近所のおじさんの話では、「のこぎりで切った傷を医者に行かずにこの湯で治った」
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鯰温泉と銭湯

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鯰温泉の浴槽

12時15分、さらに海岸への道207号線を行く。左手でガサガサッという音、蓋なし配水溝の中に南側に向けて歩く土ぼこりの直径20cmほどの亀が歩いている。近づくと首をすぼめてじっとしている。産卵が目的なのか間違えて排水溝に入って直進するしかなかったのか?いったん放置して歩き始めたが・・・、このままでは海に戻れないぞと引き返し向きを海側に変えて置いた。
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産卵の亀が迷ったか?

海岸に出て、雨祭りの貴船神社を通過。かつては沖へ8kmも突き出て北陸一の広さを誇ったという。「あたたまりの湯 足洗老人センター」が左手に見えた。おばあさんに聞くと「市内の人は200円だから、黙って200円で買いなさい」といわれたが、介護者の扱いの250円で入浴した。市内在住の老人以外の想定は無かったらしい。源泉32.8度のナトリウム・カルシウム-塩化物泉で20年前から営業している。奥にある食堂で冷たいそばと麩と油揚げの煮物、サービスに珈琲が付いて500円。隣席に月一回ボランティアの厚化粧の旅芸人?3人が食事に来た。
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「あたたまりの湯 足洗老人センター」

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500円の昼食

ここは足洗潟公園の一角で親鸞聖人像が建つ。14時20分、新湊の「堀岡古明神」を左折。富山新港を南回りに迂回しての歩きで、なかなか芭蕉が立ち寄っただろうといわれる放生津八幡まではまだ遠い。炎天下での工場団地のアスファルト道路、照りつけで日焼けが凄い。15時52分、ボケ封じの光明寺を通過し、ようやく放生寺八幡宮へ到着。芭蕉は滑川から富山へは行かずに放生寺へ入り、氷見の胆籠(たこ)へ行こうとした。辺鄙な場所で泊まる宿が無かろうといわれ、高岡へ向かったという。境内には芭蕉句碑「早稲の香や 分け入る右は 有磯海」天保14年(1883年)、郷土の俳人子遇が建立。
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放生津八幡宮

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本殿の彫り物
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芭蕉句碑

今日はここまでと、2両編成のローカル線「万葉線」東新湊駅から高岡へ向かう。郊外の線路は、排水路に沿った民家の裏庭を通るような感じで、民家の自慢のお花畑が楽しめる。「紫陽花や 裏庭走る ローカル線」駅案内ガイドは、落語家の立川志の輔(土・日・祝祭日のみ)の声で案内されて面白い。約40分かかり高岡駅に17時28分着。
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万葉線の新型車両(2両編成)

JR北陸本線で富山駅に移動し、夕は食駅構内の「越中茶屋」で姫御膳を食べる。南へ徒歩5分の「剣の湯 ドーミイン富山」に宿泊する。

「剣の湯 ドーミイン富山」は、天然の温泉で42.5度のアルカリ性単純泉、平成17年に3月に地下1,200mから自噴湧出した黄褐色の温泉。サウナ・半露天風呂もある。部屋はダブルベットで部屋は広く清潔だ。素泊まりで4,500円。
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「剣の湯 ドーミイン富山」

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シングル部屋

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天然温泉浴室

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富山城跡

翌6月29日、5時02分発の特急「しらさぎ」でJR高岡駅へ、荷をコインロッカーに保管。万葉線の始発が6時15分なので、その間南口にある国宝の瑞龍寺へ行く。
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国宝の瑞龍寺の山門

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山門の柱

加賀藩二代藩主前田利長公の菩提寺で国宝に指定されている。万葉線で新湊駅へ移動。しばらく万葉線に沿って歩く。樹齢数百年のアイグロ(黒松と赤松の雑種)傘松で有名な専念寺を見て庄川を渡る。すれ違う自転車乗り女子高校生がすれ違うと「ぷーん」と香水の匂いが鼻をつく。「初夏の風 通学生の 匂いたち」
7時56分、六渡寺駅を左折すると渡し舟が見える。
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現代の渡し舟

「如意の渡」で小矢部川にかかる渡し舟で、歌舞伎「勧進帳」で描かれた義経一行のあの舞台である。高校生は自転車ごと乗り込む。乗船料は200円。JR氷見線の伏木駅の西に越中国府が置かれた寛政7年(1795年)の建立の重要文化財勝興寺がある。
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重要文化財勝興寺の唐門

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重要文化財勝興寺の本堂

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本堂の正面

万葉の歌人大伴家持が5年間国守として赴任し多くの和歌を詠んでいる。156号線を南へ5.3km行くと左手に7万坪の高岡古城公園に着く。万緑の公園で堀、石垣は当時のままだ。堀には亀や鯉が泳ぐ。亀が岩の上に雄叫びの姿勢でじっとたっている。今回は亀を目にすることが多い。福となすか?
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高岡古城

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亀は何を思う?遠吠えに見える!

高岡大仏も近い。
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高岡大仏

西側の旧北陸街道沿いにある土蔵造りの町並みに立ち寄ってみた。
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高岡市土蔵造り資料館・旧室崎家

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一階内部

駅前のウイングウイング高岡1階の「北前そば 高田屋」で天丼とそばのセット(880円)、松阪牛の牛筋(500円)を賞味、牛筋が柔らかくとろけるようで美味。今回は新たに3ヶ所の温泉に入浴し、滑川~新湊、高岡まで約40km歩くことができた。

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by hide-m (2009-07-07 08:35) 

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by hide-m (2009-07-09 07:45) 

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