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奥の細道を歩く 第42回 名立~糸魚川~親不知~市振 2009年4月16~18日 [奥の細道を歩く]

第42回 奥の細道を歩く 名立~糸魚川~親不知~市振 2009年4月16~18日
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市振海岸で翡翠(ひすい)採集の人と出会う

2ヶ月ぶりの奥の細道歩きになる。夜行ハイウェイバスで直江津市イトーヨーカ堂前に5時35分に着いた。雨上がりで八幡神社の灯篭に灯がともり、満開の桜が境内に散って幻想的な雰囲気だ。「雨後桜 散り花明かり 八幡や」
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直江津の幻想的な八幡様

前回の到着地点「名立(なだち)」に着いたのは、7時08分。芭蕉が訪ねた62年前の宝暦元年(1751年4月25日)の地震で山崩れがあり、約50丁(5.5km)海へ押し出され、75軒の家が流され、生き残ったのは2名のみとか。海岸線の国道8号線に沿って、ひたすら西へ。藤崎、百川を通過し、能生へ。春爛漫で左手の山側の狭い段々田畑には、花々が咲き乱れる。「段々の 畑花競い 越後浜」
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田畑は春爛漫

マリンドリーム能生に着いたのは9時10分、まだ時間が早いのでカニ屋横丁は閑散としている。15分で能生漁港、灯台のある弁天島にかかる朱塗りの橋に平行して、こいのぼりが五十余匹泳いでいる。
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能生の弁天島

珍しい地名「鬼舞(きぶ)」「鬼伏(おにぶし)」へ。10時40分、セブンイレブンの手前の食堂で早めの昼食をとる。手作りのフライ(甘エビと白身魚)アジ塩焼き、カレーに小皿サラダ二種類で780円。
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中浜、梶屋敷を過ぎて、海川橋を渡り国道8号線と別れY字を左折すると糸魚川市街地へ。12時45分、7時から歩いて5時間半、もう足腰が痛んできた。T字路を左折すると急に賑やかな商店街に出、突き当りがJR糸魚川駅。
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糸魚川駅前
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資料を提供していただき、お世話になった駅前の「珈琲ハウス」

観光案内所で「この先のJR青海駅周辺の宿に泊まりたいが、宿の紹介と芭蕉関係の資料がほしい」と尋ねた。上杉謙信の塩の道関係の資料には詳しそうだったが、芭蕉関係はほとんど資料がないようだ。2軒ある青海駅周辺の宿は満室か休業中。隣接する「珈琲ハウス」で訪ねると女将さんとお客さんが何かと資料を持ってきてくれ、宿も青海手前の寺地の「たか松旅館」に頼むことができた。ここからは6km先か。1泊2食付5,500円。芭蕉が糸魚川に着き、左五左衛門の家に泊まり、大聖寺に行ったというが、観光案内所や横町のお寺のお坊さんに聞いても「そんな寺はない」姫川港は改修中で、クランク型に回りこんで姫川橋をわたる。

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姫川港

折りしも、糸魚川市議会議員選挙中で宣伝カーが行き来をし、賑々しい。

寺地のたか松旅館の手前の「山崎文六商店」で地酒を求めて店内に。
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山崎文六商店

「謙信」に決めて、芭蕉の話をすると、ご主人が出てきて「こちらに来ませんか。私は暇だから・・・」とお茶菓子にお茶付きで奥へ。山崎家の本家はここの地名「田海(とうみ)」の大地主だったこと、この店は昭和23年創業で、食料品店当主山崎惣一郎氏は二代目であること、日本百名山登山挑戦や詩吟にいそしんでいること、4月は蛍烏賊の時期で知り合いの漁師が沢山届けてくれることなど73歳とは思えぬ快活さで話してくれた。
「蛍烏賊 満月に酔い 春惜しむ」

宿泊先の「たか松旅館」は2階建ての旅館で1階の浴室は5人一緒に入ることができる大きな浴槽、ドライヤーやアメニティは全くなし。部屋は2階の212号室で6畳テレビ付き、トイレは廊下に出てすぐ。洗面所やトイレは新しいが毎日は掃除をしていないようだ。6時の1階食堂での夕食は、鶏肉の煮込み、ぶりの刺身、厚揚げ・がんもどきの煮付け、塩焼き魚、アジのフライ、味噌汁にご飯、漬物。すべてセルフサービスだが、料金の割には品数もボリュームも上々だ。
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たか松旅館
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和室2階
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夕食膳・これで5,500円とは安い!

翌日4月18日6時半に朝食をいただき、7時00分に出発。今日は朝から快晴でさわやか。青海本陣跡「清水家跡」を通過し、国道8号線に合流し、青海川橋を渡る。
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青海本陣跡「清水家跡」

7時32分、上杉景勝の城だった標高328mの勝山入り口を通過。いくつかの長い洞門を歩く。ほとんど歩道がなく、後ろから来る大型トラック運転手の良識を信じるしかない。このあたりの橋桁は海の中だ。
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橋や洞門内はほとんど歩道なしで危険!

親不知の難所「駒返し」をえて道の駅 親不知ピアパークへ。
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親不知ピアパーク

9時前なので橋立ヒスイ峡の翡翠を展示している「翡翠ふるさと館」を見ることができなかった。ここには世界最大102トンの翡翠があったのだ。親鸞ゆかりの立ち竦み如来・大雲寺に立ち寄り、先を急ぐ。
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親鸞ゆかりの大雲寺

9時35分、親不知観光ホテルから海への階段を下りる。狭い急坂で海は周りが絶壁で高さ100mの落差が続く。海は美しく透明度が高い、波がざざっと押し寄せて引くときに丸い石も引き込んでいく。からころがらがら・・・・。かつて波打ち際は50~100mほどあり、引き潮のときにさっと石伝いに歩いたそうだ。断崖絶壁と日本海の荒波が旅人の行く手を阻んだ。波打ち際を駆け抜ける際に、親は子を忘れ、子は親をかえりみる暇がなかった。ここから「親知らず・子知らず」と呼ばれるようになった。丸い石を3個記念に持ち、展望台に行く。
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親不知の海岸下へ降りる

ここには日本近代登山の父ウォルター・ウェストン像がある。ここから西へ1kmほどの旧道を歩く。この下が100mもの絶壁だとは想像できないほどの野鳥天国だ。
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展望台のウォルター・ウェストン像
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展望台の親不知の模型
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親不知の上からの眺望
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親不知の海の透明度が高い

8号線に合流すると市振海水浴場を右手に見る。左手に食事処ニュー親不知がある。海岸にウエットスーツを着た人が一人降りていった。もう一人車で降りる用意をしている男性に声をかけた。所沢市から来たというS・Nさんで、なんと翡翠原石を採集に来ている?もう10年通っているとかで、「その成果は?」と聞くと、車の中から小さい美しい翡翠石を見せてくれた。「市振や 翡翠も寝たり 春惜しむ」
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所沢から10年来通っているという「翡翠採集マニア」
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市振海岸、私も翡翠採集に挑戦!

この先の宮崎海岸もよく取れるという。打ち寄せる2~3mほどのところで探すのだという。冬の寒い時には岩のりやモズクが取れるとか春の満月の夜は蛍烏賊が寄ってくるとか・・・。面白い話に引き込まれた。・・・で、私も運が向いてきたか?と海岸に下りて、翡翠探しを30分ほどやってみた。

晴天の海岸で飛び石散策を楽しみ、ニュー親不知で昼食をとる。市振市街地へ向かい、長円寺の芭蕉句碑に立ち寄る。「一つ家に 遊女も寝たり 萩と月」隣接する白髭神社の春の祭礼で酒に酔った男たちが丁度帰るところだ。階段を下りて8号線をくぐり、市振旧市街へ出る。芭蕉が泊まったとされる桔梗屋跡の標柱を見る。
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長円寺の芭蕉句碑「一つ家に 遊女も寝たり 萩と月」

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桔梗屋跡の標柱

さらに西へ行くと市振関所跡をえて12時30分、JR市振駅へ着く。
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市振関所跡

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JR市振駅(無人駅)

直江津方面への時間が13時10分、それまでお腹の足しにとよろづやさんへ寄ってみるが酒の肴らしいものが何もない。仕方なく豆腐に醤油をかけてもらう。チューリップの咲くホームに腰掛け、美味しくいただいた。昨日の名立から糸魚川、親不知、市振までの約46kmの歩きは天候に恵まれ、すばらしい日であった。
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チューリップの咲くホームで・・・

第41回奥の細道を歩く 米山~鵜の浜温泉~直江津・高田~名立
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コメント 8

ryon

ヒスイだ~ ひろえるんですか~っ
日本海側の風景、すてきですっ♪
by ryon (2009-04-21 19:47) 

hide-m

xml_xslさん ryonさん kohtyanさん ご訪問をありがとうございます。

ryonさん 糸魚川に注ぐ支流小滝川(国道148号線から入った所)に小滝川ヒスイ峡があり、翡翠の原石が取れるところで有名です。そこから流れて海に注ぎ、波に打ち寄せられているのかな?と思います。ヒスイ峡には道路沿いに翡翠を加工した製品の売店もありました。かつて私もそこでネクタイピンを買ったことがあります。
by hide-m (2009-04-22 07:42) 

いわもっち

ブラボーなランチですね!! (^^)
by いわもっち (2009-04-23 12:30) 

hide-m

いわもっち さん ご訪問をありがとうございます。もう・・・何でもありです。人が大勢いるところでは、ひんしゅものでしょうね・・・。
by hide-m (2009-04-23 18:52) 

pace

おいでくださり感謝です!
by pace (2009-04-26 00:46) 

hide-m

あんれにさん ゆうみさん sakikopさん paceさん JIJIさん やまがたん
さん mozさん ご訪問とをnice! ありがとうございます。また、お越しください。


by hide-m (2009-04-28 07:42) 

通りがかり

はじめまして。子供の頃、青海町(今は合併で糸魚川市)に住んでいました。お盆に久しぶりに帰るので、たか松旅館を調べていましたら、こちらのサイトに辿りつきました。拝見した写真、どれも懐かしいです。親不知のトンネルは徒歩や自転車では本当に危ないですよね。差出がましいことを申し上げるようですが、名立は「なだち」です。本当に懐かしかったです。それでは。
by 通りがかり (2010-07-11 15:09) 

hide-m

通りがかりさん、コメントと名立(なだち)読み違いの御指摘をありがとうございます。ずいぶん、遅くなりましたが、訂正いたしました。もう1年5ヶ月前になりますが、懐かしいです。今は(2010年9月16日)福井県敦賀市まで行きました。19日はそこから木之本へ向けて歩きに行く予定です。
by hide-m (2010-09-16 07:33) 

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