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奥の細道を歩く 第38回 新潟~岩室温泉~弥彦 2008年11月26~28日 [奥の細道を歩く]

奥の細道を歩く 第38回 新潟~岩室温泉~弥彦 2008年11月26~28日

池袋を夜行ハイウェイバスで発ち、翌日4時30分に新潟万代バスターミナルへ。先月歩いた泰平橋近くの「女子短大前バス停」までのバス時間を見ると、6時35分発だった。こんなに待てないと、タクシーの運転手さんに交渉し2,000円で行ってもらう。5時08分からの歩きはまだ暗いが、街灯と信号の灯りで歩くには支障がない。気温は3度、風で耳が冷たい。県道3号線をひたすら西へ。6時数分前から近くの光照寺か?鐘の音が「ご~ん」と鳴る。栗ノ木橋を6時通過、東大通りを右折し、萬代橋に向かう。左手は新潟駅。萬代橋の手前に「萬代橋」の歴史的説明板がある。ようやく写真撮影ができる明るさになった。
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「萬代橋」の歴史的説明板

芭蕉は築地から新潟までの8里ほど水運を利用し舟で新潟に移動した。萬代橋を渡った古町に泊ったと記録にある。国道7号線を行くと、新潟市役所、白山神社に行き着く。左折して旧県会議事堂だった県政記念館に行ってみる。明治16年の建立、無料で公開している。かつて観光バスで来たことがある。
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白山神社
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県政記念館

戻って、116号線を歩く。関屋、小針、寺尾上を過ぎ、8時35分「五十嵐一」の信号角「ガスト」で喫茶休憩。新潟市内から食事場所がなく、バナナ1本と菓子をつまんだだけで、3時間30分過ぎていた。116号線から坂井を右折し16号線(旧北国街道)へ越後線に沿って歩く。10時04分、村杜内野大神宮着。本殿両脇の根回り直径2mもある欅巨木が見事だ。
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村杜内野大神宮

清徳寺を過ぎ、地酒「鶴の友」の造り酒屋「樋木酒造」前に「登録有形文化財指定」の表示板に気づき、玄関を開ける。登録指定の建物をお尋ねすると「まあ、あがんなさい」オーナーの樋木尚一郎氏の声に促され母屋の事務室に入れていただく。
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造り酒屋「樋木酒造
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奥座敷に置かれた有田焼などの収集品

創業は天保3年(1832年)で、芭蕉がこのあたりを訪ねた時期より、143年後になる。後に内野には安政2年に移った。樋木氏は五代目で、中小酒造メーカーが生き残るためには、地元の酒屋や飲食店や消費者との共存が必要との持論を持ち、銘酒「鶴の友」は県内でしか販売をしていない。私が観光業界にいると知ると、自然や歴史を保存、掘り起こし「30年前から日本は産業立国を!」と唱えてきたとおっしゃる。明治~昭和初期に新潟三大財閥といわれた斉藤喜十郎家が大正7年に建てた「旧斉藤家 夏の別邸」の保存運動や400年の歴史を持つ新潟漆器の発掘運動、鹿児島県の焼酎メーカーのかめ仕込みによる焼酎ブームの仕掛け人としても活躍された。奥座敷に置かれた有田焼などの収集陶磁器や明治初期から後期にかけて造られた酒蔵二階に積まれた収集品の数々に驚かされた。
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明治初期から後期にかけて造られた酒蔵
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酒蔵二階に積まれた収集品

隠れた観光の見所を紹介できるが、車で案内するがどうするか?あなたは歩きにこだわるかな?とせまられたが、今回は「奥の細道歩き」にこだわり、1時間でお暇することになった。「新川という立体交差の川があるから、ぜひ見ていきなさい!」との声で11時30分に別れた。
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新川という立体交差の川

昼食時間だが、木曜日というので2ヶ所の蕎麦屋に遭遇したが、いずれも定休日。12時10分ようやく食堂「味の家」で食事にありつけた。750円の野菜炒め定食は、野菜炒めの他に牡蠣フライ、切り干し大根煮物も出る豪華版。
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食後は晴天の単調な北国街道を歩く。冬の支度で、庭の雪吊りをするご夫婦の姿がほほえましい。で、つい一句「雪吊や 夫婦笑顔の 昼下がり」13時33分、白鳥などの渡り鳥の飛来地「佐潟公園」に出る。鴨の群れが悠々と泳いでいる。
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佐潟公園

14時06分、松野尾バス停足元に「右やひこ」の道標。このあたりで道を間違えたか、遠回りでようやく芭蕉が通ったという旧宿場「稲島(とうじま)」入り口に14時47分。
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旧宿場「稲島(とうじま)」入り口
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懐かしい風景

旧宿場本道では、もう陽が陰って来た。土壁の軒に大根や柿が吊るされ、燃料の薪が積まれるという懐かしい風景が見られる。旧道沿いの両側は、新潟の名産おけさ柿が沢山。収穫を終えた柿の木やそのまま鈴なりの木、実が三個固まって残っている木、さまざまだ。地元の壮年の方に聞くと「刈取りが間に合わずに放置しているのだろう」とのこと。近隣に賃金を払ったのでは採算が合わないという。
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角田山登り口に芭蕉句碑紹介板があった。「涼しさや すぐに野松の 枝のなり」この辺りから南下する途中、小雨に見舞われ、傘をさす。
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芭蕉句碑紹介板

当初、弥彦神社を参拝後、観音寺温泉に宿泊したいと思ったが、とても無理とわかり、岩室温泉「旅亭松葉屋」に予約を入れる。大きなホテル「ゆもとや」の裏を通り、薬師堂の前を抜けてたどり着いたのは17時になった。実に12時間の行程だ。旅亭松葉屋は客室14室の小旅館、二階の部屋は和室8畳+4.5畳バストイレ付、エアコンが不調で急遽電気ストーブに切り替える。1階の大浴場は源泉掛け流しと循環併用の赤御影石造り湯船。源泉は41.8度のナトリウム・カルシウム-塩化物泉で加温している。ナトリウムが2161mg、カルシウムが812.9、塩素が4766という濃度が濃い温泉。口に含むと強い塩味と苦味がある。切り傷、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病、虚弱児童に効能あり。足腰の痛みによかれと湯船で入念にマッサージだ。
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岩室温泉「旅亭松葉屋」
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二階の部屋

岩室温泉は、300数十年前の開湯で北国街道の宿場町として、また弥彦神社の参詣客の基地として賑わっていた。弥彦温泉に比べ、しっとりとした落ち着いた温泉地だ。夕食は部屋に運んでいただいた。サワラのわさび巻き、菊の酢の物、松葉かに、鮭の塩焼き、牛鍋、下平目のスコレ、はまち、鮪、烏賊のお造り、のっぺ汁にご飯、味噌汁。夜は雨がしとしと降り続いていた。
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翌28日、雨が小降りになった6時頃、源泉公園と薬師堂に行く。源泉公園の源泉口から今は湯が出ていない。
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薬師堂
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源泉公園

帰ってから、1階の広間で朝食をすませる。7時50分、小雨のうちに弥彦へ向かう。4キロほどの距離だが、昨日40数キロ歩いた足腰が温泉で癒したとはいえ、疲労で痛い。弥彦山頂は雲の峰みねがもこもこと移動し、山頂のパノラマタワーが上下に動いているように見える。弥彦競輪場に隣接する宝光院に詣でると芭蕉句碑があった。「荒海や 佐渡によこたふ 天河(あまのがわ)」
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宝光院
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芭蕉句碑

弥彦神社に到着し、本殿まで傘を指しながら参拝する。菊祭りは11月24日で終了し、後片付け中だった。芭蕉は弥彦神社を参拝したが、境内に芭蕉関係の史跡はない。
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弥彦神社

土産店で弥彦発の弥彦線の時間を聞くと、10時05分までないという。燕三条駅で下車し、ハイウエイバスで帰京することにした。
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コメント 7

ミカ

早朝の夜行バスからずいぶん精力的に動き回りましたね^^
時間の経過と共に、一緒に旅した感じがしました♪
by ミカ (2008-12-02 21:55) 

youji

こんにちは!niceコメントありがとうございました。
温泉めぐりもいいですね!
それにしても、有田焼の箱の中身が気になりますね。一目みたいですね。

by youji (2008-12-02 22:45) 

sak

このコース、行ってみたい♪
でも4時30分あkらの活動は無理かも(^^;
750円の定食、
牡蠣フライ定食に野菜炒めがつくのはわかるけど
野菜炒めにカキフライがおまけなんてすごく豪華ですね。
by sak (2008-12-03 02:33) 

hide-m

ミカさん ご訪問をありがとうございます。リタイアしていれば、行ったきりもどらずぬにずっと歩けば、楽なんですけど・・・。

youjiさん ご訪問をありがとうございます。県内外の展示品として貸与しているようです。また、新潟県内の料理の紹介本の器の写真に使われているとも行ってました。新潟県内産業のの振興に協力しているようです。

sak さん ご訪問をありがとうございます。定食メニューでの注文時は、ごく普通の定食と思っていましたが、私も驚きました。
by hide-m (2008-12-03 08:01) 

ryon

なんて行動派。。新潟も温泉どころ楽しさ一杯ですね
おまけ。。。食べたいです
by ryon (2008-12-03 19:39) 

わかまろ

奥の細道の旅,わたしは東北どまりです。
さらに南のほうにも行ってみたいですね。
by わかまろ (2008-12-04 00:16) 

hide-m

ryon さん そう、新潟は温泉、お米、魚なども美味しいところです。

わかまろ さん 「奥の細道」を歩きましたか?先輩ですね。いつ頃でしょうね。
by hide-m (2008-12-04 08:35) 

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