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第36回奥の細道を歩く あつみ温泉~村上 2008年9月4~6日 [奥の細道を歩く]

第36回奥の細道を歩く あつみ温泉~村上 2008年9月4~6日

今回は、JR東日本の大人の休日倶楽部3日間 乗り放題プランを利用しての歩きに挑戦である。交通費が3日間JR乗り放題の12,000円は魅力だ。時間の乗り継ぎがうまくいかずに時間のロスが多い。ホームのベンチで短パンでの足を投げ出して、「秋風や 投げ出す足に さざ波の」の一句を作る。

12時30分、あつみ温泉駅前から歩く。
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6月26日に芭蕉はあつみに着き、中村(今の北中)に27日(陽暦で8月11日)、28、29日に村上に泊っている。前方に50~60km先にぼんやり見える粟島を望みながらの徒歩。13時16分、住吉神社を左手に見る。社叢タブノキの純林が1.2ヘクタールという。13時23分、小宮川駅前を通過。13時45分、早田のお葉付いちょう入り口まできたが、
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「左折1.4km」の表示であきらめる。晴天で直射日光が照りつける。
14時05分、いよいよ念珠関(ねずがせき・昔は鼠ヶ関)跡に到着。
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芭蕉は、馬に乗って鼠ヶ関を通過した。鼠ヶ関は勿来、白河とともに東国三古関に一つ。景勝地鼠ヶ関弁天島には行かなかった。15時40分、府屋第一トンネルを通過、トンネル内は車の響く騒音で騒然としているが、涼しいのが助かる。15時57分、国道6号線に合流して、勝木(かつぎ)交差点を右折して、勝木駅へ向かう。老人ホームを右手に見ながら16時05分到着、無人駅だ。
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駅のホームでたまたま観光地案内板の中に「ゆり花温泉」の案内があった。駅前の通行人に尋ねると、先ほど通った老人ホームなどの建物の一角だ。徒歩10分戻って山北町福祉センターゆり花会館「勝木・ゆり花温泉」に着く。55度のナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉でタイル張りの浴室と隣接して露天岩風呂がある。無色透明・無味無臭。効能は特に動脈硬化症、切り傷、やけど、慢性皮膚病など。入浴料は350円。
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今日は国道7号線を村上市へ向かう途中の「朝日まほろば温泉」の朝日村体験交流センターに予約を取っていたので、村上市から北上するルートで行く。列車とバスの便が悪く、宿に着いたのが19時30分だった。


朝日村みどりの里(道の駅:朝日)の一角にある体験交流センターは、一戸建ての建物が10軒ほどあり、平屋と二階建てがある。私は二階建ての「柏木」になった。一軒家を半分に仕切った形。
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一階はフローリングで、リビング、厨房、食器棚、冷蔵庫、トイレ、一部6畳の間にテーブル、テレビ。二階にベットが5台、天然温泉の浴室がある。これで素泊まり一人5,900円(税込)、夕食は同敷地内にある食堂で食べる。鯵のフライ定食に刺身をいただいた。天然の温泉は蛇口をひねると65度の熱湯がどっと噴出す。水で薄めての入浴。ナトリウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩温泉で毎分250リットルという湧出量をもつ。近くには温泉スタンドもあった。
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翌9月5日、バス停近くにある大満虚空蔵菩薩に参拝。日本三大虚空蔵菩薩だそうだ。
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7時18分発のバスに乗り、村上駅へ。ところが9時24分まで秋田方面への便がない。時刻表でこのバス便が一番早いと見たのに、実はもっと早い便が合ったらしい。現地の事前の確認が必要だった。今日は昨日の勝木駅から、国道7号線にだいたい沿う旧道を歩き、再び「朝日まほろば」温泉まで来る予定。本館大浴場浴室のロッカーに重い荷を預けて出た。リュックの中は、温泉水と折り畳み傘くらいで相当軽くなった。特急列車で府屋駅下車、国道7号線勝木交差点までタクシーで行き、そこから左折し旧道を歩く。
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村上で有名な鮭の酒びたし造り?

10時40分、ドライブイン峠の茶屋清流を過ぎる。トンネルを抜けてすぐ下大鳥。10時52分、菅原神社及び柳泉寺跡、
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安政2年「湯殿山」碑あり。香積寺、階段を登った門の両脇に苔むして原型をとどめない阿吽の坐像がある。
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香積寺

国道7号線に合流したり、集落のある旧道を歩いたりを繰り返す。上大鳥トンネルの手前を左折、渓流に沿った有名な桜並木のようだ。
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中津原で昼食をとろうと、バイクで郵便配達の女性に聞いた「ドライブインフジ」に寄ろうとすると、先ほどの女性が戻ってきて、「12時で出ないと開いていないかも知れない」とわざわざ知らせに来てくれた。確かにまだ閉店だったので、持参のおにぎりを一個ほおばる。芭蕉も泊ったという宿場だった中村(山北町北中)に着き。食事場所を訪ねたよろずや大滝小太郎商店で「食堂はないから・・・。ここにパンがあるよ」と言われ薦められるまま、パンとジュースを飲みながら、長話で1時間も居ついてしまった。四代目の小滝広明氏は「北海道開拓に出た後に、初代がここ魚屋を開いた」という。13時05分に発ち、芭蕉公園に立ち寄る。「さはらねば 汲まれぬ月の 清水かな」の句碑が立つ。
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芭蕉句碑

その後、名水で有名な大毎へ。流石に湧水豊かなのか、水路の流れが心地よい。吉祥清水で名水を口に含む。
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13時27分、如意山満願寺、左手に地蔵坐像。
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大沢へは登り坂が続く。14時、大沢の中心地で左折、出羽街道に入る。「芭蕉が歩いた出羽街道」の表示板がある。
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13分で「峠の茶屋のあった跡」標柱。苔むした石畳が見え隠れする道が続く。矢葺明神まで1.2km。古道から脱して、砂利道に突き当たり、右折すると14時45分、漆山神社に出る。ここが矢葺明神らしい。
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左折してアスファルトの道へ。葡萄峠へ向かって一目散。集落を眼下に見下ろす場所へ到着。
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国道7号線へ合流し、16時43分に大行バス停前を通過する。ここからは足腰が痛く、休憩間の間隔が狭くなり、習っている自彊術で足のケアをする。18時30分、ようやく7号線と旧道を行き来しながら、朝日村にたどり着く。素泊まりの宿なので、今日はコンビ二で食品を買い求める。
前日と違い、平屋の離れを借りる手続きをし、前日預けたロッカーから荷を戻し、部屋へ入る。
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酒と酒のつまみにお蕎麦で夕食。洗濯も済ませて、天然温泉に入る。

翌9月6日6時30分出発、ここから村上へ歩けばよいので気分が楽だ。7時08分、三面川に架かる374mの水明橋を渡る。
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もう日差しがきつい。小川を右折し、市街地へ進む。山辺里橋を渡り、左折すると上片町信号手前に延命地蔵尊、境内で移動式(車)八百屋さんに近所の人が3人。声をかけられて、「芭蕉を訪ねて歩いている」というと「ここに芭蕉句碑があるのよ」という。句碑は「今日ばかり 人も年よる 初時雨」とあるようだが、明治2年建立で、はっきりとは読めない。
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芭蕉句碑

肉屋の女将さんが、元区長さんが詳しいから案内すると先をすたすたと歩く。元区長の佐藤誠治さんに資料をかり、今度は電気屋の大滝甲子郎さんにコピーをしていただく。84歳の彼は俳句を長く詠んでいて、新潟県の芭蕉句碑の資料があるからとそれも見せていただいた。地蔵堂には、俳諧を納めた大額が奉納されている。芭蕉の影響でこの地にも俳句が盛んだったらしい。
筆頭家老だった榊原帯刀の父榊原吉兼(一燈)の墓がある光栄寺、榊原家の菩提寺だった泰叟寺を探す。おしゃぎり会館(村上市郷土資料館)で資料「芭蕉と曾良と村上」を購入する。光栄寺は宝永元年(1704年)榊原氏の移封で姫路に戻り、その後高田に移っている。泰叟寺は浄念寺と名を変えて寺町にあった。国指定文化財で旧藩主本多家、榊原家、間部家の菩提寺だ。本堂は1818年建立の白壁土蔵造り。
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芭蕉の関係資料がないか、ご住職に聞いたが何も残っていないという。寺町は1635年当時27寺あった。
村上のすぐ近くの海岸には、夕日で有名な瀬波温泉があり、よく添乗の仕事で来ていた。村上はサーモンパーク鮭公園にあるイヨボヤ会館(鮭の博物館)、村上堆朱工芸館、豪農の若林家住宅、町屋造りの家々に展示する「町屋の人形さま巡り」(3月1日~4月3日)、などの観光を組み入れていた。


奥の細道を歩くhttp://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/

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コメント 2

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たかぼんさん kohtyanさん ご訪問をありがとうございます。

by hide-m (2008-09-14 08:47) 

hide-m

sakさん ご訪問をありがとうございます。

by hide-m (2008-10-19 07:40) 

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