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奥の細道を歩く 第32回羽黒山~鶴岡、酒田~吹浦(ふくら)2008年5月11~13日 [奥の細道を歩く]

奥の細道を歩く 第32回羽黒山~鶴岡、酒田~吹浦(ふくら)2008年5月11~13日
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吹浦の宿からの展望・夕焼けに沈む夕陽

羽黒山から月山、湯殿山へ芭蕉は歩いたが、月山の山開きが7月1日なので、今は歩けないので、しばらくその区間は保留して、羽黒山から鶴岡へと歩くことした。5月11日、鶴岡行きの夜行バスは、通常のバスでトイレ無しのバスしかなかった。片道4,000円と安かったが、トイレ休憩の度に起こされて熟睡できなかった。12日7時に鶴岡駅に到着し、羽黒山行きの7時52分発のバスで羽黒山へ移動する。宿坊街に羽黒温泉・鉱泉宿生田坊があり、訪ねて入浴を頼んでみたが、沸かしていないのでだめと断られた。
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羽黒温泉 生田坊

羽黒山正善黄金堂を参拝する。国指定の重文で33体の御本尊が金色に輝くという鎌倉時代の建築物。
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羽黒山正善黄金堂
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山門の仁王像

8時45分、羽黒山から県道47号線で鶴岡へ目指す。天候は快晴で、南に見える標高1,984mの月山、
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残雪の月山

北に見える標高2,236mの鳥海山が残雪もあざやかに勇姿を見せている。今回の目標は、鳥海山の麓に位置する吹浦までだ。芭蕉が鶴岡から船で移動した酒田まではバス移動にすることにしていたので、それでも述べ40kmを歩く予定だ。街道沿いは水を張った田んぼ、ところどころに名産・庄内柿の古木が緑濃い豊かな葉をつけている。
10時20分、黒瀬橋を左折、400mも行くと山伏温泉「ゆぽか」に着く。
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源泉71.1度のナトリウム・カルシウム-塩化物泉でナトリウムが2964、カルシウム2082、塩素8237という強濃度泉。湧出口からの湯を口に含むと強塩味。加水・循環・塩素殺菌。露天風呂から月山が見える。
また県道47号線に戻り、11時40分に赤川にかかる羽黒橋を渡る。橋上からの月山が美しい。ずっと鳥海山と月山の両側の眺望に首を左右する。
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庄内柿と鳥海山

和食食事処「幸亭」でランチをいただく。これが700円の当たり物だった。「がや」という大柄の魚塩焼き、はまちのかぶと煮、こごみの胡麻和え、民田茄子の粕漬け、豆腐とわかめの味噌汁。
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「幸亭」でのランチ

芭蕉は民田茄子を題材に一句詠んだ。「珍しや 山を出羽の 初茄子」

鶴岡駅入り口を通過し、鶴岡市役所はす向かいにある「庄内藩校致道館」に行ったが、月曜日は休館日だ。
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庄内藩校致道館

市役所の観光課に立ち寄り「芭蕉は、鶴岡から酒田まで船で移動したがいつから船が廃止されたのかを知りたい」と調べていただいたが解らなかった。戻って、内川沿いに鶴岡駅方面に行く。大泉橋を渡った右に「奥の細道内川乗船地跡」碑がある。
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元禄2年(1689年)、6月10日(陽暦7月26日)から3日間滞在し、13日に船で酒田へ発った。7里の船旅で半日かかったという。本当は私もここから船に乗るんだが・・・。近くの芭蕉滞在の場所、長山重行宅跡を探す。
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長山重行宅跡

ここに標柱と芭蕉の句碑「珍しや・・・」さらに日枝神社を参拝する。弁天堂脇に芭蕉句碑が立つ。
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日枝神社弁天堂脇にある芭蕉句碑

鶴岡駅15時17分発酒田駅行きに乗車し、15時55分着。
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JR羽越本線鶴岡駅

今日の宿泊先は吹浦にある鳥海温泉遊楽亭にしていた。JR羽越本線吹浦に行くのには、酒田駅17時34分発まで待たなければならない。

酒田駅構内の観光案内所で、船は昭和初期に電車が開通したと同時に廃止されたことがわかった。無料レンタサイクルが17時まであるとわかり、早速借りる。無料レンタサイクルは酒田が発祥で鶴岡市でも実施している。酒田には元禄2年開業の豪商本間家旧本亭があり、本間美術館、米問屋だった旧鎧屋、山居倉庫、土門拳記念館などがある。1時間で回るのは、至難の業だが、本間家旧本亭
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の前を通り、明治26年の創建された山居倉庫を見学、
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木造の太鼓橋?を渡って旧鎧屋を覗き、酒田駅まで戻った。今度は芭蕉の句碑がある日向山公園と料亭相馬亭を見学し、本町温泉スパ・ガーデンに入浴したい。泊まりは、市内にある温泉宿「かんぽの郷 酒田」に決めた。

吹浦駅に到着し、鳥海温泉湯楽里に着いたのは18時を過ぎていた。
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鳥海温泉湯楽里

私のへやは、5階の和室6畳+広縁・洗面所トイレ付のコンパクトな部屋。
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2階の大浴場は、5×3mの内風呂のみ。
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隣接して日帰り入浴施設・鳥海温泉保養センター「あぽん西浜」があり、そこには大浴場と露天風呂・サウナがある。源泉45度のナトリウム・塩化物泉で、ナトリウム1232、塩素1988、炭酸水素564.3、メタケイ酸144.5、メタホウ酸32.8mg。弱黄緑色の湯。

夕食は7階の展望レストランで。18時41分窓外の展望は、丁度夕陽が沈むところ。夕焼けに夕陽がすばらしい。
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宿泊料金が1部屋1名利用で12,000円にしてはなかなか凝ったお料理。流石に日本海の宿で、みずと桜えび和え・南蛮漬け・蛍烏賊とこごみの先付け、お造りのかんぱち・ヒラメ・メバル、ふくと筍・福寿草など山菜天ぷら、本鱒の木の芽焼き、庄内豚と孟宗竹の味噌粕仕立て、庄内豚の豆乳しゃぶしゃぶなど・・・。旬の素材をふんだんに使う。
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翌日5時に目が覚め、海岸を2kmほど歩いたところにある十六羅漢岩、
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出羽二見、
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遊佐芭蕉句碑「あつみ山や 吹浦かけて 夕涼み」風が強く、すれ違ったあばぁさんから「風がつよいの~」と声をかけられる。引きちぎられそうな鯉のぼりを見て、私も一句「羅漢岩 鯉ひきちぎる 吹浦かな」朝食後、JP羽越本線で酒田に戻る。9時、ロッカーに荷のほとんどを置き、空のリュックを背負い、吹浦に向けて出発。県道353号に沿い一路、正面に、右手にずっと残雪の鳥海山を見ながら歩く。海岸まで3kmの近くなので周りの畑は砂地で、野菜の栽培が大変だろうと予想が付く。10時50分藤山神社(左)、
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皇大神社(右)、ついで208号線交差。ねぎ畑でおばあさんに声をかける。「スプリンクラーの水はいつからですか?」「十数年前からで、その前は人力で水を運んでいた」「海側の山側の一町歩の畑にメロン栽培をしているんだよ」という彼女は82才。迎えに来た軽トラックの旦那さんは84才と元気だ。芭蕉は砂浜と岩山とを難儀して歩いたと記録している。かつてはどれほどの道だったか。12時12分、高速道のガードをくぐると月光川(がっこかわ)にかかる菅里橋を渡る。
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菅里橋から眺めた鳥海山

左手に昨日宿泊した鳥海温泉湯楽里が見え、正面はJ吹浦駅だ。
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月光川には海から鮭が遡上してくる。海に近く浅瀬なので、鮭は痛まずに捕獲され珍重されると聞いた。今日は一日中、鳥海山と向き合って過ごしたような気がする。鳥海山から吹き付ける強風に、一句「早苗立つ 鳥海風に 波高し」

吹浦駅発の13時37分まで待つのに、ドライブイン・民宿「よしの」で、昼食をとる。酒田駅で特急に乗り換え、新潟経由で東京に戻った。半そでの私の姿は、2日間雨続きの東京では、違和感をもたれていた。日焼けして体温が熱くなったためか電車内ではそれでも暑い。


奥の細道を歩くhttp://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/

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コメント 3

hide-m

yosshiさん ご訪問をありがとうございます。
by hide-m (2008-05-19 07:52) 

ひろころ

ご訪問ありがとうございました♪
新緑の中、空気が気持ち良さそうですね!
東北って私にとっては結構未開なんですよ。
月山辺りは一度行ってみたいんですけどねー☆
by ひろころ (2008-05-21 18:29) 

hide-m

ひろころ さん 月山と鳥海山の残雪、新緑の木々・・・。すばらしかったです。芭蕉の跡を訪ねて、羽黒山から月山、湯殿山へと歩くはずでしたが、月山はまだ残雪があり、山開きは7月以降とのことことです。
7月には1泊2日で、登る予定です。
by hide-m (2008-05-21 18:47) 

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