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奥の細道を歩く 第31回 新庄~最上川舟下り、羽黒山 2008年4月7~9日 [奥の細道を歩く]

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羽黒山山頂に立つ三神合祭殿

昨年末以来、3ヶ月ぶりの奥の細道歩きだ。夜行バスで新庄に着いたのが6時10分。芭蕉が最上川下りの乗船場だった本合海へ向かう。国道47号線(鶴岡街道)をただひたすら、1時間で大日神社、八向中信号手前で小雨。今日の天候は曇り後雨の予報だったので、雨合羽に傘の容易も万全。何度か雨合羽を着たり脱いだり・・・。内川橋を渡り、600mも行くと本会海大橋手前左手に、元禄2年6月3日芭蕉が最上川乗船の地の跡がある。桜の古木を背に最上川上流の空を見上げている芭蕉と曾良の像だ。
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今はこの先の古口の最上川船下り乗り場まで行かないと船下りができない。9時10分、気温は10度に下がり、又雨が降る。左手に「左折600mへ新庄温泉」の看板。入浴したことがあるかなと思案すると「毎日源泉かけ流し 旅館あぶら山」の旅館名を見て思い出す。私の温泉巡浴1134ヶ所目の温泉。上蔵岡に入り、左崖下に「薬師如来堂」あり。ご本尊は10センチほど。鐘楼もあり、お寺か。最上川土手のいたるところに福寿草が群生している。そこで私の一句「最上川 よく見てくれと 福寿草」

9時40分、とざわ道の駅「高麗館」に着く。
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韓国風の建物が散在する。中央の建物に入ると妙齢の女性が3人。韓国のある町と姉妹交流があり、それで韓国風の建物と商品を扱っているという。「コーヒーはないの?」と聞くと扱ってないのでと「従業員のですけど・・・」とインスタントコーヒーとお茶受けにとらやの羊羹をいただいた。妙齢の女性と思っていたら、それぞれお孫さんが、4人、4人、1人いると聞いてびっくり仰天。山形美人恐るべし。

10分も歩くと最上川舟下りの戸澤藩船番所に着く。10時50分の定期便という。旅行業のお付き合いで、小林係長にお願いして特別料金で乗せていただく。斉藤舟長と斉藤案内ガイドさんのダブル斉藤で出帆。
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定期路線だがお客は私一人の貸切舟で驚いた!お酒の熱燗に玉こんにゃくをつまみながら、各所の案内を聞く。途中で立ち寄る休憩所で鮎の塩焼きを購入。柳巻き、多くの滝や抱き石の瀬(今は抱き石はない)、両岸の原生林を愛でながら約12kmの川下り。雪解け水で水量は豊か。
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表面は穏やかながら、平均4~5mの深い底の流れは3~4倍の速さという。芭蕉の句「五月雨を 集めてはやし 最上川」を実感する。真室川音頭、最上川唄の熱唱に合いの手を入れて楽しく舟下り降船所に着く。

すぐ近くに草薙温泉臨江亭滝沢屋に入浴を請う。
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平成2年改装の浴槽は1.5×4mほど赤御影石造りの立派なもの。窓外には最上川を眺め、対岸の白糸の滝が見える。源泉は23度の単純硫化水素泉でわずかに硫化水素臭がある。加温・循環・塩素殺菌だが塩素臭は感じられなかった。私の温泉巡浴1233ヶ所目の温泉となる。最上川リバーポートで山菜蕎麦を食べた後、12時30分出発。35分歩き、清川で最上川の支流・立谷沢川を越して左折、JR陸羽西線を渡り羽黒山へ。清川風は有名で、東風が背を強く押す、突然北風にも変わる。左手の立谷沢川に沿って松並木が続く。旧道の跡だろうか。14時10分、肝煎(きもいり)に入り、羽黒山へはまだ10kmもある。このあたりで足腰が痛んでくる。最上川舟下り乗り場の小林係長に頼んで、ムチウチ症や腰痛に効くという療養温泉「筍沢温泉」に宿泊予約をしていただいていた。これまで宿泊したい宿だったが、療養のお客が条件とかで、3泊以上でないと予約を受けてくれなかったのだ。小林氏がこの近くの出身だと知ったので、無理にお願いしもらった。看板がまだかまだかと首を長くしながら歩き・・・。ついに大きな白地に「・・沢温・・」と何とか読める看板を見つけ「助かった!」
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宿に確認の電話を入れたときに「清川駅まで迎えに行きますよ」といわれていたが、羽黒山まで歩かなければならないので、清川から羽黒山へのびる立川羽黒山線の筍沢温泉の看板まで歩くと伝えていた。看板から山奥へ3.5kmのところに宿があり、5分ほどで迎えが来た。

筍沢温泉は噂通り、ムチウチや腰痛の人たちが来ていて、皆1週間滞在の人ばかりだった。私は療養用の部屋ではなく、特別室のような二間続きの立派なつくりの部屋に泊まることになった。
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詳しい宿の取材記を追ってお知らせしたいので、ここでは省かせていただく。翌日、9時に看板のところまで送っていただき、芭蕉の道をたどることになった。木の沢橋の手前から羽黒山山頂に向かう3kmほどの羽黒山古道が近いことがわかったが、近所の人に尋ねると「だめだめ!雪でそんな格好では無理だよ」と断念。第31回奥の細道を歩く 新庄~最上川舟下り、羽黒山 093.jpg

30分歩いた杉林の右手に水芭蕉の群落を見つける。10kmほど先の羽黒山道路から山頂に抜けようと思ったが、料金所のおじさんに断られ、さらに4km先の随神門まで行くことになる。滝の沢橋の先を右折し、上り坂の九十九折となる。11時43分、宿坊街を抜けて随神門に着くと、高校生百人ほどの一団が下ってきたところ。室町時代の作、国宝五重塔まで雪解け道のため水浸しで往生する。五重塔は平将門によって創建されたと伝えられる。
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12時25分、二の坂を登ったさらに100m先を右折して15分歩いたところにかつて芭蕉が滞在した南谷別院があった。途中に芭蕉の句碑が立つ。「涼しさや ほの三日月の 羽黒山」「雲の峰 幾つ崩れて 山の月」
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300坪を超える大きな建物だったという。今は雪に閉ざされて池の一部と雪が解けた周辺には福寿草が咲き乱れている。別院跡の礎石も見つからなかった。古木の根本に外人の男性と日本人の女性のカップルが肩を並べて座り、静かに池を眺めていた。13時05分、茅葺屋根で朱塗りの三神合祭殿に到着。1818年文政元年の建立。
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周辺は積雪で自由に歩けなかった。社務所の巫女さんに尋ねて菰に覆われた芭蕉の立像を教えていただく。
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駐車場のレストハウスで遅めの昼食に山菜蕎麦、もつ煮込みをいただく。
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14時15分発、羽黒山下経由鶴岡駅(15時05分着)までの路線バスに乗る。前方の景色を見たいと最前列の席に乗ったが、ほとんど居眠りしていた。


奥の細道を歩くhttp://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/

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kohtyan

羽黒山には、ぜひ行ってみたい場所です。芭蕉の奥の細道を訪ね行く旅をいつかは実現したいと思っています。参考になりました。
by kohtyan (2008-04-15 22:32) 

hide-m

kohtyanさん taktakさん ご訪問をありがとうございます。

kohtyanさん 羽黒山へは芭蕉がたどった古道を歩きたかったのですが、積雪のため通行できませんでした。月山は7月1日の山開きなので、それまで登山ができません。来月はこの区間(月山・湯殿山の登山)を後回しにして、鶴岡へ抜ける予定です。
by hide-m (2008-04-16 07:54) 

hide-m

みゅうさん ご訪問をありがとうございます。またいらしてください。

by hide-m (2008-04-17 18:45) 

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