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奥の細道を歩く 第25回 石巻~一関・花泉 登米に泊まる! [奥の細道を歩く]

奥の細道を歩く 第25回石巻~一関・花泉 2,007年7月29日~31日

 久しぶりに夜行バスでの移動で、新宿西口を7月29日23時30分に出る。翌30日午前5時30分、仙台駅前を経由し、石巻駅に到着したのが6時30分。昨日は参議院選挙投票日。オーストラリアに行っている娘から、二年目のビザを得るために、農場で青バナナを裂く1日8時間労働のアルバイトをやっているという知らせを受けたばかり。そこで目覚めの一句。「行く末を 案じ歩く旅 梅雨もあけ」 三陸自動車道を走るバスの窓外は、日本の田舎の風情を充分に残す、緑いっぱいの田畑や山々。

登米(とよま)市内の味噌醤油醸造元「海老喜」で生醤油の味見

 石巻駅で前回歩いた「道の駅 上品(じょうぼん)の郷」へのバスを乗り換える。

7時50分、上品の郷を出発。

今回は東北の明治村といわれる「登米(とよま)」を経て、一関まで行きたい。25分で飯野川橋をわたり、眼下に北上川を見る。そこから延々と左手に北上川を見ながら歩く。8時36分芭蕉公園、可動堰がある。

さらに50分、「桃生(ものう)町山口」右の看板のところで休憩。石巻港河口から23kmの地点だ。
10時02分、柳津虚空蔵尊入り口につく。


 右手に赤い大鳥居が鎮座し、脇には宝暦3年の刻印がある石碑が建つ。日本三所の一、奥の細道8番札所とある。800mも行くと柳津虚空本堂(柳津山本性寺)がある。神亀3年(726年)秋、行基菩薩が東方を巡礼しこの地で21日間修行し、自ら一尺二寸の虚空蔵尊を刻み「天下泰平・国家安穏」を祈ったという。

 国道45号線から国道342号線に別れ、上品の郷を出て3時間、初めての集落、津山町柳津につく。11時15分、「柳津本町」信号そばの料亭旅館に接する食堂「みうら」で早めの昼食をとる。

カレイの塩焼き膳を所望する。流石に料亭旅館を兼業する食堂だ。鮮度がよくうまい。旅館業は8代目とか。50分で店を出て、30分後、両側に古木の桜並木(日根牛桜並木)が続く。しばらくして登米大橋をわたり、登米市内に入る。川を渡った右手に「芭蕉翁一宿之跡」碑がある。

元禄2年5月10日(陽暦6月27日)に登米に到着、儀佐衛門又は庄佐衛門宅に泊まったと曾良は日記に記した。実は歩きながら、今日の宿を打診していた。市内の鮱武(えびたけ)旅館に相談した。登米からさらに一関方面に10kmほど歩き、バスで戻るのに路線バスがあるのかどうか、先に宿があるのかどうか・・・。どちらも否だった。仕方なく、登米市内観光に時間を費やすことした。橋の角に天保4年(1833年)創業の味噌醤油醸造「海老喜」の蔵が公開(蔵の資料館:有料200円)されているので、主人に案内をしていただいた。

醤油蔵で、できたての生醤油を小皿で味見をさせていただいた。こくのある旨みのある味だ。

 登米(とよま)は、3年前に金華山から涌谷経由で立ち寄ったことのある場所で、教育資料館、水沢県庁記念館、警察資料館を見学した。水沢県庁記念館でレンタサイクル(1回300円)を借り、

400年以上の歴史を持つ武家屋敷の「春欄亭」下座敷で和菓子付き抹茶(500円)を開け放たれた縁側から中庭を眺めながらいただいた。

隣室は囲炉裏の間で客が誰もいないのは気分爽快である。それから芭蕉の句碑がある登米神社に行く。

長い階段を上り詰めた本殿の前に古い句碑がある。刻印が判読できない。明和7年(1770年建立)「降らずとも 竹植うる日は みのとかさ」大垣で作った句という。神社入り口付近は醤油の匂いがプーンと香る。「海老喜」の主人がいっていた醤油醸造元「ヤマカノ醸造」の2軒目がここだ。

 さらに警察資料館へ進む。明治22年建築の洋風木造2階建ての建物で、昭和43年まで登米警察署として使用された。

最後に教育資料館へ。ここは明治21年建築の洋風2階建て木造建築で、コの字型の校舎に中央2階のバルコニーがシンボルだ。

レンタサイクルを水沢県庁記念館へ返却する。自転車での移動は本当に楽でいい。宿へ行く途中に「フッドマッサージ」の看板に目が行き、40分2,500円でやっていただき、極楽の時間帯だった。鮱武(えびたけ)旅館に着いたのが、16時。

創業250年という老舗旅館で6代目から旅籠をやり、鮱名武治から宿名をとったという。初代は履物屋などをやり、今は9代目。2階の部屋12号室は、和室6畳は青畳の匂いがする。

古いが掃除が行き届いている。トイレは廊下を回りこんだところにある。お風呂は1階で浴槽は大型のユニットで3人は入れるか。湯船には檜造り人口温泉箱「玉川の湯 ゆけむり」とか刻印されたものが沈んでいた。今宣伝している1個10万円という代物か。
夕食はお部屋に運んでいただいた。

冷豆腐、うなぎ、牛タン、蒸しほや、鰹のお造り、なすなどの煮物、仙台麩の味噌汁、香の物にご飯、デザートはメロン。お酒は地酒の冷酒を入れて、1泊夕食付きで7,200円。朝食は5時に出る予定なので、頼まなかった。明日は5時に出るので、というと知的美人な若女将が「明日は起きてお送りします」という。水沢県庁記念館、春欄亭の職員、エステの職員、宿の女将と皆そろって美人なので、「登米な美人を作る何かがあるのか?」と聞くと皆そろって地元ではなく嫁に来た人たちだった。美人が嫁に来たくなる何かがあるのか?

翌日5時に宿を出た。若女将は起きてこなかった。市街地を過ぎて、国道342号線、右手に北上川を見ながらの歩きとなる。年配の男性が早足散歩でずっと私の前を歩いている。北上川は穏やかな川面を見せて、流れを感じさせない箇所もある。5時40分「澤泉」あたりで其の男性は右手のたまりによけた。通りすがりに「お散歩ですか?」と声をかけると「いつも1時間30分歩くんだ」と応えた。時々霧雨が降ってきて、傘をさしたりする。5時43分「月輪館」を通過。6時この地区の有線放送で童謡が流れる。すぐに国道342号線と右手に行くと南三陸方面の398号線と交差する。すぐ先を左折する。6時10分、左手に「長谷寺入り口」の看板が。

 案内に「芭蕉が元禄2年に通過した一関街道の長谷寺入り口、奥州札所第24番長谷寺」さらに1時間歩き、中田町上沼に入り、左手に日本三弥勒の一つ弥勒寺の看板がある。もう2時間も歩いて食堂がなく、朝食を取れるところがないか何度か尋ねたがだめだった。
弥勒寺の階段を上り詰めると公園があり、さらに奥に広大な敷地を持つ弥勒寺本堂があった。

 1300年前の開山で、ご本尊は県指定の重要文化財。トイレをお借りして、北側の出口を出ると国道342号線の旧道に出る。畑で手入れ中の年配女性に声をかけた。「このあたりに食事をとれるところはありませんか?」すると彼女は「このあたりはないニャー。おにぎりを食べるか?」と私に聞く。「えっ、あるんですか?」「ご飯はあるから、作るんだよ」ということで、ご自宅にお呼ばれして、おにぎりを作っていただいた。話をしている内に漬物、味噌汁、ご近所からいただいたという鰊の昆布巻きも出てきた。彼女のお兄さんが私の住んでいる青梅在住とわかって、双方が驚いた。おにぎりに出会う不思議な縁があったというべきか。後に青梅せんべいをお礼にお送りすることを約束して、結局1時間20分ほど滞在することとなった。

 9時02分、文化6年創建の山神さま高森神祇を通過。

9時16分一関市に入る、9時30分、「花泉まで15km、一関まで25 kmの表示版。左手に金華山公園、「花泉町内史蹟および『奥の細道』芭蕉・曾良の足跡マップ」が展示されている。

裏の丘は江戸中期から先祖が祭事を行った霊地らしい。晴天の中、体力を消耗しながらの歩き、夏の奥の細道はつらいが、雨よりはましだ。12時10分、予定より大幅に遅れてJR東北本線花泉駅に到着する。

 最近、左足膝下に違和感があり、筋が疲労していると医者に診断されていたので、無理はできない。駅員の方に、東京方面に帰るのに、仙台経由か一関経由が早いのかを調べていただいた。待ち時間を利用して、駅前左手の阿部屋食堂でざるそばをいただいた。

奥の細道を歩くhttp://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/
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hide-m

takemoviesさん nice!とご訪問をありがとうございます。
by hide-m (2007-12-08 07:55) 

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