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奥の細道を歩く 第19回 二本松~福島 [旧街道を歩く]

 昨年1月から、日光街道・奥の細道を歩き続けて、ようやく2月1日に福島まできました。勿論、通しで歩くのは無理なので、つないでつないで歩いています。今回ご紹介するのは第19回目の記録です。
第19回奥の細道を歩く 2007年1月31日~2月1日 二本松~福島

 2007年最初の奥の細道を歩くになる。1月31日、仕事が終わって新幹線で郡山へ。前に世話になったビジネスホテル増花に宿泊する。翌日、日の出前の6時20分に宿を立つ。JR郡山駅を6時31分発の普通列車で二本松駅へ。車窓からの朝焼けは、何かもの悲しい。7時から北へと歩き始める。郵便局の角を左手に見ると、大きな看板「亀谷祭り坂 二本松提灯祭り」がかかる。

亀谷祭り坂 二本松提灯祭り
この坂を大きな山車が登るのか。奥州街道は左折だが、今日は直進し安達ヶ原入り口の方へ向かう。4号線と合流してすぐの「安達ヶ原入り口」を右折する。阿武隈川に架かる橋「安達ヶ橋」を渡るとすぐ左が、真弓山観世寺、黒塚の岩屋だ。まだ7時30分、閉門中で裏の五重塔と赤松林の裏山を散策する。展望台と悲恋地蔵尊が立つ。戻って、正面入り口左手に見える巨大な「鬼の岩屋」を撮影する。


鬼婆伝説の「鬼の岩屋」
伝説で鬼婆は、公家に使えた岩手という乳母で、育てた姫が病気に倒れてしまう。占い師に「妊婦の肝を食べさせると治る」と聞かされ、旅の妊婦を襲い、殺してしまう。妊婦が落としたお守り袋を見て、この妊婦が生き別れとなったわが子だと知り、悲しみの余り岩手は鬼と化す。以来、旅人を襲い殺し、その肉を食うようになったという。無知やしがらみにわが身をゆだねることで引き起こす不幸、犯罪は今も昔も同じだ。
私の一句 「鬼婆(おに)になる わけ今もなお 節の分」「ばっこする 鬼だらけなり 節の分」

拙作を入れて金森達画伯に描いていただく
川岸寄りに鬼婆を葬った黒塚があり、塚には老杉と平兼平の歌「陸奥の安達ヶ原の黒塚におにもこもれりと聞くはまことか」の句碑があるという。残念ながら、閉門中で確認できなかった。また正岡子規の句碑「涼けさや聞けば昔は鬼の家」も見つけられなかった。

7時45分安達ヶ原をたち、国道4号線に戻り500mで旧奥州街道へ左折、30分でJR安達駅入り口を通過。左200mに安達三十三番札所長谷観音(長谷十一面観世音菩薩)を参拝。4kmで福島市松川町へ入り、「めがね橋」の看板に左手を見ると水原川に架かるアーチ型の石橋が。

明治初期の石橋「めがね橋」
明治18年に完成した長さ18mの眼鏡橋で明治初期の石橋は珍しいという。橋の袂に西光寺境内に天明の飢饉で行き倒れになった人々を供養した石碑(天明9年1789年)がある。15分先に西国三十三番札所長沢山常門寺ころり地蔵尊が立つ。石造りの台座を含め40cmほどの小さなもの。

ころり地蔵尊
10時3分、金谷川でJR高架をくぐり、福島大学前を過ぎて国道4号線を横切る。清水町で中興寺の石仏(16体)群、古い町並みの名残を見る。

中興寺の石仏群
再度4号線との交差点で疲れて、激安の理容店で休みがてら調髪をしてもらう。洗髪なしの1,050円でわずか15分だった。この先しばらく右手は立派な赤松林が続く。晴れ間が続くが強風で寒い。正面の吾妻山連山は雲で眺望が良くない。北谷地から新田を抜けて下り、遠方に福島盆地が見える。昔からここは「信夫の里」と呼ばれていた。12時05分県道142号線に合流、ここは左手がJR南福島駅。日東紡の先の信号で右折し、4号線へ移動する。阿武隈川に架かる弁天橋、大仏橋を渡る。橋上はさらに風が強く、飛ばされそうなほど。大仏橋の左手が福島城跡で今は県庁や県警本部がある。県庁の500m北に福島本陣があった。右手の福島競馬場を過ぎたところの交番で、この先の訪問先「文知摺石(もちづりいし)」の場所を聞く。岩屋下を左折した「文知摺石橋」を渡ったところらしいが・・・。ところがそこから更に3kmはいくという。これには驚いた。

今回は諦めて、橋の左手に標高300mほどの信夫山東麓にある岩谷観音に行くことにした。江戸時代中期の作といわれる西国三十三観音をはじめ60余体の磨崖仏がある。急な長い階段で、18段ほど中途右に成願地蔵尊があり、さらに70段で崖観音だ。平安時代に豪族伊賀氏が持仏の聖観音を安置した「窟観音」に始まるという。後に宝永6年(1709年)何十もの磨崖仏が作られた。崖一面に彫られた仏に宝永6年、寛永年間の刻字もみえる。

何百年もの長い年月、朽ちつつあるとはいえ、残された信仰信の強さに感動を覚える。ここからはバスでJR福島駅へ向かう。
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奥の細道を歩くシリーズ http://www.a-spa.co.jp/tabi/nikko/
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